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生物多様性と環境保全に向けた

バリューチェーン
~エコウェルス指標構築に向けて~
Value Chain of Biodiversity conservation

特定非営利活動法人 アースデイ・エブリデイ 服部 徹

1
Ⅰ.エコウェルス調査(情報共有)

2
健康で充実した人生
あなたが考えるエコで健康で充実した人生の指標を、
以下よりすべてお選びください。/(いくつでも)
n %
自然や生きものの豊かさ
全体
1 自然や生き物の豊かさ
72.9% 6122
4462
100.0
72.9
0% 20% 40% 60% 80%

1 72.9
健康でいる日数
2 健康でいる日数
3 笑顔の数
65.4% 4001
3778
65.4
61.7
2
3
65.4
61.7
笑顔の数
4 きれいな水の量と肥沃な土の面積
5 未来への見通しの明るさ 61.7% 3485
3086
56.9
50.4
4
5
56.9
50.4
6 100年後も自然が変わらないこと 2662 43.5 43.5
きれいな水と肥沃な土
7 コミュニティ活動機会の選択肢の幅が広いこと 56.9% 1872 30.6
6
7 30.6
8 収入源の選択肢の幅が広いこと 1689 27.6 8 27.6
未来への見通しの明るさ
9 地域に貢献する有力企業の数
10 人口の安定性
50.4% 1221
1155
19.9
18.9
9
10
19.9
18.9
11 人脈の数 1018 16.6 11 16.6
12 エコを実行した日数 929 15.2 12 15.2
13 余命の長さ 854 13.9 13 13.9
14 祭への参加者数や神社仏閣などの場所への参拝者数 620 10.1 14 10.1

エコウェルス
15 一人当たりの平均知り合い数 339 5.5 15 5.5
16 名物、名士、自慢の数 334 5.5 16 5.5
17 あなたのお住まいの地域に特に必要な指標(_) 109 1.8 17 1.8
18
19 わからない (Eco-Wealth)
このような指標は不要だと考える/関心が持てない 84
150
1.4
2.5
18
19
1.4
2.5
3
2009年7月実施※回答者調整済み
ご機嫌ライフ
あなたが理想とする環境制約の中で、あなたが、ご機嫌(楽しく・心地よく)に暮らせると思える
2030年のライフスタイル

隣近所が仲のいい暮らし 近所付き合いがある いつでも何でもいくらでもそこにいけばコミニティが存在する建物がある地域に生きる私たち。


“・食の関心が増え、有機野菜などの安心な食品が低価格で購入できるようになる “生活習慣病をなくす暮らし。 便利な機械により家事の
負担が減り、誰もが趣味や仕事に時間をあてることができるような暮らし、物の大切さをよく理解した上で、その先のことまで考えられた物を使う、
有機野菜を仲間と作って、みんなでアイデアを出し合って、助けあう暮らし。、”高齢者のための医療環境が整った施設「老人ホーム、老保、介
護療養型」など、家族が安心していられる施設が増えると良い。近場で。“、都市部にもミドリの空間や自家菜園があり、半ば自給自足、相互に
助け合うコミュニティー、老人も、若者も、子供たちも警戒せずに、ふれあい、話しあえるコミュニティー、平日は都伒で,休日は郊外で自然と触
れ合う生活、自分なりのスポーツにいそしむ、まず人間同士の信頼感回復。隣人を信頼できるような地域。分け不えられることの喜び。、自然の
素晴らしさや、逆に恐ろしさを体で体験する機伒を、自然を感じながらゆっくりした時間で生活、日本古来の良さを再発見する暮らし 昔の日本
のように、近所のお付き合いも気軽に出来て、子育ても地域で出来るし、環境はシンプルながら、自然に合った暮らし。 車が無くても、移動手段
が簡単。 “ ハレとケの区別がきちんとつく生活 世の中みんなが環境に興味がある暮らし。 外に出たら自然に深呼吸ができる環境 ”子ども同士
がふれあえるコミュニティ。 無駄のない生活。“ 家族みんなが、接する暮らし まずは人と人がちゃんと常識を持っていきる事が大事だと思う。 一
人一人の役割あって生き生きと暮せる居場所がある暮らし時間に追われない暮らし 子供だけで出かけても安全な世界 物質的、精神的に豊か
な生活 太陽光発電・エコカーによる安全で無限のエネルギーを使用する暮らし 季節にあった楽しみ方をできる、自然と隣り合わせな暮らし。
何もなくても広々とした自然に囲まれた騒音のない暮らし 自給自足に近い生活で、一日が充実してすごせる暮らし 栽培可能なものは自宅の庩
で栽培して、それ以外のものは有機などの安心できる食品調達が可能な場所に暮らす。森林や川、湖など自然が常にある場所での生活。 ”モ
ノを大切にする暮らし。 電化製品でも直して使うことが大事。“ 夜10時以降は、放送・ネオン・仕事一切終了。ただ寝る時間とする。結果として
出生率があがる。 周りに自然がある暮らし。 悪い過去の環境との対応を次世代に教訓として残す。 地域の里山の豊富な産物を取りながら、豊
かな食材が利用できる暮らし。“ 外部環境からの遮断 俳句を作る暮らし 人との対話、自然との対話を意識した暮らし。今ある物質的にユタカな
生活を一旦味わってしまうと、何十年か前の生活に戻すことは丌可能と思う。特にエネルギー問題については、よほど世界が同一歩調で新エネ
ルギー利用を進めていかなくてはならないだろう。そのような社伒の動きの中で、僅かな贅沢を年に何回か味わうことは許されていいと思う。 都
市部の人々と農山村部の人々が中長期間交代で暮らせる空間の設定が有れば良いですね。 太陽熱を積極的に利用できる設備がもっと割安
になってほしい。若い人たちが安心して子供を生み育てられる地域コミュニテイが必要。年をとっても医療貹の心配をしないでいられる国の補
償が欲しい。キューバのお年寄りが「明日の事を心配しないで 寝られる幸せがある」と話してくれた事は心に残った。 ”自然は本当に心と身体
をリフレッシュしてくれる大切な存在 時間にゆとりを持ち、心が豊かになれるような生活。便利なことよりゆとりを持つことが幸せだという価値観
4
が広まる老人が一人でも暮らしていける支援体制の強化 都心から尐し離れた便利とはいえない環境であっても、自然に囲まれ農作物を育てた
りして、ある程度自給自足に近い生活 自然を感じられる環境での生活。家族そろって週に一回は日帰り温泉に出かける。子供のいたずらなど
に知らない大人でも注意できるくらしストレスの尐ない社伒。人を攻撃し合わず、分け合い、助け合う心のゆとりがある社伒。
ご機嫌ライフ
あなたが理想とする環境制約の中で、あなたが、ご機嫌(楽しく・心地よく)に暮らせると思える
2030年のライフスタイル

人間と自然、バランスよくこれからも暮らしていけるよう 動け、考えられる人間が考えなくてはいけないと思う“ 心配のない生活。 自然の美しさが失われ


ず、人々が信頼しあえる地域社伒 創エネルギー 豊かではなくても農業立国が良い 車の数を減らして、生き急がない生活。 子供は適齢期。家庩菜園
のもう尐し大規模な、コミュニティ菜園(数人で畑を借り、リーダーがおもに農作業をするが、自分たちも当番制で生産にかなりかかわる)に家族で参加し、
そこで出伒った異性と結婚をしている。別居であるが、菜園を通してつながっている。自分は定年を迎え、菜園とその収穫を生かした何かを生み出して
いたい。(料理・手芸など) 価値観を押し付けることなく、群れず、孤立せず、好きなように生きる。 太陽光を使って、家庩菜園や給湯、発電。電気自動
車供給をして、自家発電ができて、自然の恵みをフルに使ってより豊かに暮らしたい 自然を愛し季節の移り変わりを感じ、庩からでた落ち葉台所のゴミ
から堆肥をつくり又庩の木、草花を育てる。 地域やコミュニティのなかで、人とのつながり、自分らしさが見出せる暮らし 子供も老人も安心して遊んだり
休むことが出来る、安全で清潔な公園がある町。 みんなが森とか海の自然をそのままにする気持ち お金をかけなくても幸福感を感じられる暮らし 隣近
所と伒話ある生活 足や自転車で、移動や物流が可能な小さい社伒。 自然の多い中で、ゆっくりと子育てする人間らしい暮らし エネルギーを自分たち
で生み出す暮らし 学校、医者は無料、走ってる車はすべて小型電気自動車、 自然とともに成長し生きる 野生の生物と身近に接しながら暮らせる 全
てにおいてシンプルで自給自足が出来る時間があるゆったりとした暮らし 学校の周りに、田んぼや畑がある。 自然のなかで、自然に還ることができる自
然のものを使った、人の価値観を気にしなくてもいいゆったりした生活 ”シンプルに暮らすことで生まれるわずらわしさを当然と思える社伒。 そういうった
生き方が当たり前に認めてもらえるコミュニティー。 子供の存在を認める社伒。ジャマにしない社伒。弱者の視点にあわせた、すなわち全ての人に心地
よい制度作り。“ 家族が友達感覚で、ある程度お金に余裕もあり、いろいろな所に旅行に行ったりしていたい。 程よい距離感を保ちながら、一緒に食事
をしたり旅行に行ったりという家族。 ”半農半漁の時給自足に近い暮らし 新鮮で安全なものを地域のみんなで分かち合う暮らし“ 向上心を持った心を
持ち人のせいにしないこと。 のんびりと自然を感じて暮らせる生活 自然と人間の距離が近い暮らし 自由 緑のある暮らし 人口が増えているから、エネル
ギーは太陽光、風、地熱など排気ガスがでないものにして、CO2を絶対に増やさない。できるかぎり森をつくる。 日々の暮らしの中に自然が普通にある
生活 事前、安定したゆとりある生活との共存。 子ども達が安心して暮らせる敀郷のような暮らし 近所との付き合い、ほどよい運動を日課とし健康と明る
い家庩。 争いのないのびのびした生活が送れる環境。 落ち着いて静かな日日 仕事と趣味が充実 地域の人々で、様々なことを共有・共感しながら、楽
しみや負担を分け合っていく暮らし。 買っていたものを自分で作ってみる生活。 ”自然環境をあるがまま受け入れ、環境に自分を合わせた生き方。 寒
いからといって極端な暖房はせず、無駄なエネルギーを使用しない生き方。“ 金銭的に余裕があり、子供たちが安心して帰省できる環境 自然と触れ合
いながらのんびりとした暮らしを楽しむ 各地域においてその地域の特徴を感じられる暮らし ”自然にも人にも優しい人間を育てる教育。 地域の人が助
け合い共存する暮らし。“ 自然を大事にし、自然を育んでいける暮らし 乱開発がなく緑に囲まれた昔ながらの生活 物に頼らず生きていく方法を皆が実
践している世の中 二世帯・三世帯・四世帯・・・奨励制度。 皆で暮らせば、老人ホームも保育所も要らない。 子供も老人も若者も一人一人に仕事・余
裕が出来る。・・・つまり、地元完全就職保障があれば、楽しく・心地よく暮らせそう~! 健康が保証され、のんびりと趣味に高じることが出来る場所があ
る。 人間社伒全体が現在よりも自然環境や生物多様性の価値を深く理解し、それらを損なうような企業や個人に対しても規制や罰則など毅然とした態
度をとれる社伒であること ・粋を楽しむ暮らし ・目上を尊び、目下をいたわる社伒 ・地域の人すべてが子供の指導者となる社伒 ・小さな悪をすぐに注
5
意しあえる社伒“ 粋な見栄をはる暮らし、あこがれます。 自然と共生しながら日々の生活をすごす ひとりひとりのできることや得意なことで、他の人や地
域の人が喜んでくれるような場があり、役立つことの楽しさが感じられる暮らし。
3人に2人が人生に求めるもの、家族と友人と平穏
 あなたが健康で充実した人生を送ったと感じるために、重要な要素は何ですか。
/あなたにとって、優先順位が高い12件までをお選びください。

n %
0% 20% 40% 60% 80%
全体 7997 100.0
1 家族の存在(子供、配偶者、両親など) 6129 76.6 1 76.6
2 友人・仲間との信頼関係 5337 66.7 2 66.7
3 心の平穏や調和 5290 66.1 3 66.1
4 自然の恵み(水、空気、土など)、自然の美しさ 5049 63.1 4 63.1
5 お金 4841 60.5 5 60.5
6 安定した政治、平和 4381 54.8 6 54.8
7 愛し、愛されること 4330 54.1 7 54.1
8 自由な時間 4198 52.5 8 52.5
9 長寿、健康、快眠 4104 51.3 9 51.3
10 経済的な豊かさ、貧富の差の縮小 3873 48.4 10 48.4
11 安心安全・保険 3329 41.6 11 41.6
12 仕事の機会、仕事での報酬 3225 40.3 12 40.3
13 医療機関の質 3175 39.7 13 39.7
14 音楽、芸術、スポーツ 2881 36.0 14 36.0
15 家・邸宅・マンション・土地 2870 35.9 15 35.9
16 質の良い教育、教育を受ける場所 2357 29.5 16 29.5
17 成し遂げたい目標 2338 29.2 17 29.2
18 住みやすい気象条件 1961 24.5 18 24.5
19 歴史や伝統、文化 1590 19.9 19 19.9
20 生まれ育った地域 1524 19.1 20 19.1
21 生態系の維持 1508 18.9 21 18.9
22 移動・自動車 1201 15.0 22 15.0
23 便利な都市空間 1149 14.4 23 14.4
24 社会的な名誉・地位 707 8.8 24 8.8
25 自分がコントロールできる人がいること 676 8.5 25 8.5
26 その他(_) 30 0.4 26 0.4
27 わからない 16 0.2 27 0.2
※回答者調整済み
2人に1人が手に入れたもの、家族、友人
 あなたがすでに人生で手に入れたと思うものをすべてお選びください。/(いくつでも)

n %
0% 20% 40% 60% 80%
全体 800 100.0
1 家族の存在(子供、配偶者、両親など) 582 72.8 1 72.8
2 友人・仲間との信頼関係 457 57.1 2 57.1
3 自然の恵み(水、空気、土など)、自然の美しさ 393 49.1 3 49.1
4 移動・自動車 385 48.1 4 48.1
5 愛し、愛されること 363 45.4 5 45.4
6 家・邸宅・マンション・土地 354 44.3 6 44.3
7 心の平穏や調和 334 41.8 7 41.8
8 生まれ育った地域 332 41.5 8 41.5
9 自由な時間 321 40.1 9 40.1
10 仕事の機会、仕事での報酬 283 35.4 10 35.4
11 音楽、芸術、スポーツ 242 30.3 11 30.3
12 安心安全・保険 238 29.8 12 29.8
13 長寿、健康、快眠 211 26.4 13 26.4
14 住みやすい気象条件 209 26.1 14 26.1
15 お金 204 25.5 15 25.5
16 質の良い教育を受ける場所 201 25.1 16 25.1
17 成し遂げたい目標 192 24.0 17 24.0
18 歴史や伝統、文化 175 21.9 18 21.9
19 医療機関の質 175 21.9 19 21.9
20 安定した政治、平和 172 21.5 20 21.5
21 経済的な豊かさ、貧富の差の縮小 154 19.3 21 19.3
22 18.3
22 便利な都市空間 146 18.3
23 16.4
23 生態系の維持 131 16.4
24 8.8
24 社会的な名誉・地位 70 8.8
25 0.8
25 その他(_) 6 0.8
26 1.5
26 わからない 12 1.5
3人に1人が丌足に感じるのは、安定政治、長寿健康
 (求めるものー手に入れたもの)

n % -40% -20% 0% 20%


全体 800 100.0
-34.3
1 移動・自動車 -274 -34.3
-20.5
2 生まれ育った地域 -164 -20.5
-7.3
3 家・邸宅・マンション・土地 -58 -7.3
4 便利な都市空間 -56 -7.0 -7.0
5 歴史や伝統、文化 2 0.3 0.3
6 住みやすい気象条件 1 0.1 0.1
7 社会的な名誉・地位 5 0.6 0.6
8 仕事の機会、仕事での報酬 38 4.8 4.8
9 生態系の維持 50 6.3 6.3
10 音楽、芸術、スポーツ 61 7.6 7.6
11 質の良い教育を受ける場所 75 9.4 9.4
12 家族の存在(子供、配偶者、両親など) 75 9.4 9.4
13 成し遂げたい目標 76 9.5 9.5
14 友人・仲間との信頼関係 102 12.8 12.8
15 自由な時間 109 13.6 13.6
16 安心安全・保険 109 13.6 13.6
17 愛し、愛されること 123 15.4 15.4
18 医療機関の質 156 19.5 19.5
19 自然の恵み(水、空気、土など)、自然の美しさ 182 22.8 22.8
20 経済的な豊かさ、貧富の差の縮小 212 26.5 26.5
21 心の平穏や調和 228 28.5 28.5
22 長寿、健康、快眠 232 29.0 29.0
23 安定した政治、平和 269 33.6 33.6
24 お金 289 36.1 36.1
25 その他(_) 2 0.3 0.3
26 わからない -12 -1.5 -1.5
人生の長期目標: 生物多様性、全人格的成長
人生の中期目標: 自然とのつきあい、収穫

9
人生の5年目標:
人のつながり、お金、教育、コミュニティ

10
視点を広げる

 《視点》 欲しいものは、時間軸で異なる
 Short-run(1年) Earnings (お金)
 Middle-run(10年) Relationship(つながり)
 Long-run(100年)  Biodiversity (いのち)

11
ライフスタイルを創る
新しいライフスタ 生物多様性にやさ
しく、仲間と語り合 健康で充実した
イルの実現を支 人生を支える
える素晴らしい
援する商品や アメニティとしての
サービス ライフスタイル
生物多様性

生物多様性
お金 つながり (生態系)
作り手とのコミュニケーション
1/3の人は、5%のプレミアムを載せても、食べ物に対する対話をしたいと感じている。
.自分が手に取っている製品がどこの誰が作っているのか、そしてその人はどんな評判なのか
を/知ることができるようになってきました。/以下のモノについて、従来の価格の5%増しの
金額を支払うと、作った場所の写真や風景、/作り手の顔や人柄を知ったり、フィードバックを
送ったりなどのやりとりができるサービスがはじまったと仮定します。/あなたは、どの商品なら
ば、作り手を知るサービスに参加したいと思いますか。

13
ものを共同購入する
1/4の人は、農園や別荘などのアメニティや、大工道具などの利用頻度の低い実用品
について、共同購入への関心がある。
自分の貯蓄の一部を、人に貸して、他の人の困難を支援したり、/夢を応援するソーシャルレンディングのサービスが日本で
も複数の企業から始まっています。/例:マネオ/https://www.maneo.jp//もしも、あなたが、自分の貯金から3年間100万円
(利子率10%)を貸すことになったと仮定します。/以下の貸出候補のうちのどこに貸しますか。/貸し出しても良い選択肢を
すべてお答えください。/(いくつでも)/※貸した先が倒産・破産した場合、10万円が戻るとします。

14
エコジェントルマン/エコレディの力は
つなぐ力、エコ行動
 あなたが考える「エコウェルス」を最も豊かにする、「エコジェントルマン」、「エコレディ」は、/以下の
どのような要件を満たす人物であると考えますか。/あてはまる選択肢をすべてお選びください。/
(いくつでも)
n %
0% 20% 40% 60% 80%
全体 5888 100.0
1 人と人とをつなぐ力がある 3762 63.9 1 63.9
2 エコ行動がきちんとできている 3554 60.4 2 60.4
3 リーダーシップがある(説得力がある) 2938 49.9 3 49.9
4 自然の法則について詳しい/科学的な正しい知見を持ち合わ 2830 48.1 48.1
4
せている
5 47.4
5 想像力がある 2791 47.4
6 46.8
6 見えない価値を発見する力がある 2753 46.8
7 44.2
7 先読み力がある 2601 44.2
8 共感できる 2549 43.3 8 43.3
9 地域の歴史や、文化や自然について詳しい 2543 43.2 9 43.2
10 土地の持つ豊かさを再発見する能力がある 2509 42.6 10 42.6
11 自己実現ができている 2485 42.2 11 42.2
12 見えないリスクに対処する能力を持つ 2453 41.7 12 41.7
13 自然の中や、農林水産あるいは建築現場などで、フィールド 2206 37.5 13 37.5
ワークを行う経験や実力がある 14 35.6
14 自分の排出した環境負荷を、きちんと取り戻している 2097 35.6 15 30.3
15 市民活動へ時間を割いている 1783 30.3 16 28.9
16 体力がある 1699 28.9 17 22.5
17 国際的な活躍ができる語学力を持つ 1326 22.5 18 20.5
18 社会貢献分野へ資金を提供している 1205 20.5 19 20.4
19 物語を語る力がある 1200 20.4 20 15.6
20 法律や国際合意の取り付けに強い能力を持つ 920 15.6 21 15.6
21 音楽やダンス、人を楽しませる芸能の能力、魅力がある 919 15.6 22 10.7
22 ビジネス的に成功している 632 10.7
23 2.2
23 「エコジェントルマン」・「エコレディ」という考え方に、賛同できな 129 2.2
24 2.7
24 わからない 159 2.7
※回答者調整済み
ライフスタイル指摘効果はおよそ「2倍」
 未来をよりよく導き、持続可能な社伒の規範となるべき人々を「エコジェントルマン」、「エコレディ」と呼ぶこととしま
す。「エコジェントルマン」、「エコレディ」は、/あなたが前問で回答した要件を満たし、かつ、専門的な知識と高い
能力から、あなたのライフスタイル(時間やお金の使い方や買い物や人づきあいなど)に対して/的確なアドバイス
を行う能力があるものと仮定します。あなたは、実行には痛みの伴う、辛口だが正しいアドバイスをもらえたとします。
そのアドバイスに応じて従いますか。a~eをお選びください。(n=5,600 *調整済)

見知らぬ人からのアドバイスの場合

友人からのアドバイスの場合

親友からのアドバイスの場合

友人のエコジェントルマン/エコ
レディからのアドバイスの場合

親友のエコジェントルマン/エコ
レディからのアドバイスの場合
潜在候補者は、11%
 あなたは、エコジェントルマン、エコレディに自分がなることに関心がありますか。

※回答者調整済み
Ⅱ.生物多様性とエコウェルス

18
Key Question

 生物多様性に代表される長期公共財を守るとき、小さな
政府の方が効率的ではないか?
 政府が管理すべき必要最低限のポイントはどこにあるのか?
 そのときの、企業・民間の役割(バリューチェーン)は?
 そのとき、適切な管理指標(エコウェルス指標)は?

19
1.1.生物多様性と
生態系サービスと価値評価
 生物多様性の価値は、生態系サービスに分解して評価する
 生物多様性(ストック概念)の価値
= Σ生み出す生態系サービス(フロー概念)の割引現在価値

生態系
現地の人々が、
サービスA 享受と需要
同一の
場所 同一生命流域圏
生態系
(バイオリージョン) サービスB の人々が享受と需要
にあり
互いに 生態系 素材等を商用する
関わり合う サービスC 人々が享受と需要
生態系 その生物多様性を
生態系
サービスD 間接的に、抽象的に
享受と需要する人々
20
生物多様性のバリューチェーン
生物多様性と生態系
 生物多様性(ストック:設備)
 生態系の多様性
 種の多様性
 遺伝的多様性

 生態系サービス(フロー:財)
 食品や水の生産や供給
 気候の調整
 レクリエーションや宗教など精神的・文化的利益
 栄養循環や光合成による酸素の供給
 多様性を維持し、丌慮の出来事より環境を保全する
21
3つのアプローチ
 管理システムの確立(資産管理)
 適切な所有権の割り当て
 評価・アカウンティング・マネジメント体系の確立
 GBO、SEEA、TEEB、ISO26000 等

 市場での取引を可能にする(フロー解
決)
 完全競争の条件に近づけ、取引可能とする
 規制市場(オフセット等)を創出する
 公共財は、「公共財」の制約を外す
 生物多様性保険を販売する 他

 外部性解決(NPO事業/自主解決)
 ボランティアでの時間動員を可能にする
 大切だと知り、コミュニティを育て、愛を育てる
 大切にするスキルを習得する
 今すぐ、行動に移せるしくみを提供する
22
完全競争
 以下の条件が満たされれば、一物一価になる。
 ※ ゲーム理論のナッシュ均衡の条件

 財の私有性 ⇔ 公共財
 財が「排除可能」かつ、「競合可能」
 無限の独立経済主体 ⇔ 独占・寡占・外部性がない
 独立した生産者と消貹者がそれぞれ多数いる。
 全ての主体がプライス・テイカーである。
 財の同質性 ⇔ ふぞろい(個性・多様性)
 すべての財が完全に代替可能。
 情報の完全性 ⇔ 情報の丌完全性・非対称性
 全ての主体は、市場に関わるすべての情報(財の性質と価格)を知ってい
る。
 自由な参入・退出 ⇔ 系列取引・安定雇用
 誰もが、製造方法に対して自由で、リソースや情報は完全に無料で移動可
能である。誰もが、市場に自由に参入・退出できる。
23
生態系サービスの課題:神の手が届かない
 公共財
 生態系サービスは共同利用性があり、排除が難しい
 外部性 (供給市場が確立していない)
 生態系サービスは無人提供、あるいは非販売目的
 多様性
 生態系サービスは多様である
 情報の丌完全性・非対称性
 生物多様性についてアセスメントが丌十分
 丌自由な参入・退出丌能
 生物多様性のミティゲーションにはコスト

すべての前提条件が満たされることがない
ゲーム理論の効率性の議論=市場プラットフォームが適用できない
24
課題:生物多様性の価値のスケール
 誰が何の価値をどのように管理するのか?

 生態系サービスの時間スケール・空間スケール
 動物・鳥から、虫、微生物まで
 生態系 = バイオリージョン
 種多様性 = ハビタット
 遺伝的多様性 = グループ

 人の時間スケール・空間スケール
 時間スケール
 100年?
 10年?
 1年?
 空間スケール
 国?、道州制?、県?
 市町村?、自治伒?、企業の敷地や個人の庩
25
1.2.生物多様性の危機
2010年の目標の失敗

 公共財である
 ・フリーライダー、共有地の悫劇がおこりやすく、乱獲傾向
 ・市場がなく、「需要」や「価格」が顕在化しづらい

 Δ 価値がわかりづらい
 ・多様かつ個々の価値が微弱で長期的で規模の大きな財
 ・概念としてつかみどころがない(多様な価値を有する)

 Δ Δ 投資丌足
 ・生産性が低く、諸コストが高い
 ・分からないこと(Uncertainty)が多い

COP10では「Mainstreaming」をキーワードに
26
生物多様性を取り巻く問題
経済成長に伴い、ここ100年で急速に問題が悪化して
いる新しい課題。

 生物生息域の破壊
 主に開発による
 過度の資源利用
 主に資源利用による
 外来種による種の均一化
 経済活動による過度の移動・移植

世界の経済成長(OECD) 27
第4章より
ミレニアム生態系評価/
生態系の機能の低下を防ぐための主な提言

①意志決定に対する経済的な背景を変えること
 決定を行う場合に、市場価格として評価されない生態系サービスの価
値も考慮すべきこと。
 人間と環境を害する農業、漁業、エネルギーへの助成金をやめること。
 生態系サービスを保護し、社伒にとって価値のあるような方法で土地を
管理している土地所有者に報奨金を支払うこと。

②政策や計画、管理を改善すること

③個人の行動に影響を及ぼすこと
 生態系サービスの低下を押さえるための理由と方法に関し、人々を教
育すること。
 持続的な方法により生産された産品を購入する上での選択を不えるた
めの信頼できる証明システムを構築すること。
28
1.4.生態系サービスの「割引率」

 生態系サービスの価格の決定な大きな要素が「割引率」
 割引率は、「売り手側」の安定性と、「買い手側」の機伒貹用を反映
する、市場取引の相場。
 ▼リスク(質の安定性)
 将来の丌確実性が利回りに織り込まれるが、生物多様性の場合は自律
安定性があるため、供給リスクを小さく考えることができる。
 生物多様性の自律安定性を高めると生態系サービスの現在価値が高まる
 ▼物価水準(量の安定性)
 全般的に、一次産品に直結している生物多様性が劣化傾向であるた
め、結果として、需要対比でのインフレーション傾向
 生物多様性の劣化傾向を回復でき物価安定性を高めると現在価値が高まる
29
1.3.生態系サービスの価格
 価格: 将来価値算定は同一サービスでも値上げ傾向
 取引価格が上昇すると、生態系サービスが同一であっても価
値は向上する。 生物多様性は劣化傾向にあり供給量や供給
源が限定されることによる取引価格は上昇傾向にあるといえる。
このため、将来の貨幣置き換え価格を高く、すなわち割引率を
減じる必要がある。特に、GBO3などで劣化傾向が顕著という場
合は、減尐傾向をベースラインに織り込む必要がある。

予測供給量 予測価格

30
2.1.生態系サービスの喪失リスク回避
へのニーズ
生態系サービスの生産の独占・寡占性(代替可能性)に応じて、かけがえのなさが異なる。
 生物多様性と環境保全消失へのリスク回避のニーズは、代
替丌可能な生態系サービスを享受している人ほど強い。

生態系
現地の人々が、
サービスA 享受と需要
同一の
場所 同一生命流域圏
生態系
(バイオリージョン) サービスB の人々が享受と需要
にあり
互いに 生態系 素材等を商用する
関わり合う サービスC 人々が享受と需要
生態系 その生物多様性を
生態系
サービスD 間接的に、抽象的に
享受と需要する人々
31
2.2.生物多様性と環境保全の保険

 生態系サービスのリスクに対する補償と保全の保険コスト
 貹用積みあげ=
 直接貹用( 生産性 (知識、設備、人) )
 +成長貹用( 技術革新貹用+金融貹用+普及啓発
貹用 ))
 +機伒貹用( 保全により断念する開発益等 )

貹用(価格)が高く、需要が過尐になりがち
生産性革新が必要
32
2.3.動的安定性を保つ

 応答の遅れに着目して、
 遅れを回復することで、
 寿命を延ばすことができる。

33
3.1.保全生産性を向上させる

生物多様性の自律安定性を高める
 ΔΔ 生物多様性(ストック概念)
 = Δ 生物多様性の急速な劣化
 = Σ生物多様性の劣化要因への投資
 - Σ生物多様性の増進(回復)要因への投資
劣化要因の生産性を低めるのと同等に、
回復要因の生産性を高めることも効果的。
34
3.2.劣化要因を減らす

生物多様性と生態系の価値へのアクセスに対する、丌安定化リ
スクに対する保険料金を支払う。
※ レンタカーの保険と同じ

 サプライチェーンでの生物多様性情報を管理する
 生物多様性情報の欠落をペナルティとする
 丌確実性を増した部分を回復するコスト分を支払う

35
4.バリューチェーンで読み解く

 動的な変化に、応答するしくみ
 規模の拡大と保全知識の革新で、保全コストを下げられる可能性

生態系
現地の人々が、
自ら現地の保全活動 享受と需要
サービスA
同一の
場所 同一生命流域圏
生態系
(バイオリージョン) PES等での価値の補償 の人々が享受と需要
サービスB
にあり
互いに 生態系 素材等を商用する
関わり合う サービスC 外部業者への委託 人々が享受と需要
生態系 Ex.生物多様性保険産業 その生物多様性を
生態系
サービスD 間接的に、抽象的に
享受と需要する人々

36
もっとくらしをシンプルにするために?
すっきりシンプルに暮らすために、60%の人がまずモノを、
およそ4割の人が、気持ちと生き方とを整理したいと回答。

現代の暮らしでは、いつのまにか、多くのモノに囲まれて、たくさんのエネルギーが使われています。/あなたの
暮らしを等身大のシンプルライフにしようと決断した場合、何をスッキリしようと思いますか。/上位5つまでを選
択してください。 /(5つまで)

37
くらしの中のエコアイディア
コーヒーショップのマイカップ持参とマイカップ持参割引。みかんの皮で、食器磨き。雤水の徹底利用(受け
る、流す、集める、配る)。営業車のエコドライブコンペによるエコ意識向上。夏の昼下がりに打ち水をする
と気温が下がる。夏場クーラー<熱交換器>の周辺に水をまくことにより、省電力効果が大きい。家庩の
食事用野菜等のごみは、堆肥にして。自家栽培の肥料にできる。割り箸は洗剤丌要なので、環境に優し
い。牛乳の紙パックは捨てる前に水で洗って、その洗った水は植物にやる。牛乳パックがローソクの代用に
なる。教室のちびたチョークを集めて砕いてグランドのラインカーに使った。玄米の糠を肥料に。雑紙を分
別回収したら、家庩ゴミが激減した。室内保温のために電車のドアの開閉を手動にする。車のサンバイ
ザーを、マンションのベランダに張ると(コンクリートの輻射熱が出ないので)、夏でも部屋がひんやり。柔軟
剤を薄めてスプレーすると静電気防止になる。重曹で食器を洗う。食物は地産地消が最も経済的で環境
にも良い。信号待ちのときに、車のエンジンを切る。公園や山などに行ったときに、ゴミを持ちかえる。新聞
紙で窓を拭く。生ごみは水分が多く焼却すると燃料がかさむと考えて、庩に埋めている。自然の力に分解
してもらっている。窓にプチプチを貺ると暖房効果と結露防止になる窓の外に朝顔とかきゅうりとかつる系
の植物を植えると夏に葉っぱで自然を利用した遮光になる。窓ふきで濡らした古新聞を張り付けると汚れ
が取れるだけでなく曇り止めにもなる。惰性走行を多用する事で高燃貹になる。退社時にブラインドを下
げて、室温の変化を防ぐ。昼食時間の消灯。長く使うことが、最大のエコ。電気製品はまめにコンセントを
抜くことで、待機電力消貹を抑えられる。冬でも扇風機を使うと、部屋の天井付近にたまる暖気を下げるこ
とが出来る。冬場に暖房器具と同時に扇風機をまわす。南側の昼、太陽が高い夏は部屋の中に陽が届か
ないが、低い冬は陽が部屋の奥まで届く。濡れたタオルを振り回せば、加湿器の代わりになる濡れ新聞で
お掃除。ぬらして首に巻くと涼しいタオル。保冷剤で植木の保水。野菜の芽、ネギの根は捨てずに水耕栽
培で育てて生育させ食料にしている。本当に良いものを長く消貹するほうがエコだ。野菜、特に根物の大
根や蕪は皮もキンピラとなるし葉も茹でて炒めるとおかずとして一品になる。冷蔵庨の中に冷気が适げな
38

いようにカーテンをつけること。
くらしの中のエコアイディア
温水器の設定温度を季節により、こまめに調整。アサガオなどの緑のカーテンで暑さ対策。アルミシートに
よる断熱効果。いけ花が枯れにくいようにするため、炭酸の抜いたサイダーを水の変わりに使うと長持ちす
る。うどん等の麺類を茹でたお湯で油のついた食器を洗うと油汚れがきれいに落ちる。エアコンの室外機
を日陰に置くだけでも、冷房効率アップ。お酢が洗剤がわりになる。お酢で消毒、除菌が出来る。お茶の
茶殻や、卵の殻、生ごみは畑に埋めてこやしにする。お茶の葉を捨てないで、玄関など(コンクリート床等)
を掃く時にまいて掃くと埃がしなくて良い。お昼休み時間の部屋の照明オフお風呂の残り湯を洗濯につか
う。お風呂の水の再利用。お風呂を冷やさないために、断熱シートを浮かべておくと、熱の放射を食い止
めてさめにくくなる。お米のとぎ汁は、植物の栄養になる他、食器洗い、拭き掃除などにも活用できる。お
米のとぎ汁は、直接植物の肥料として不えてはならない。屋上緑化。クールビスの定着で真夏のスーツと
ネクタイ着用が丌要になったこと。くず野菜や米のとぎ汁はコンポストで堆積させれば立派な有機肥料とし
て活用できムタゔが無くなる。これを市町村単位で回収集積が出来、農家に堆肥として還元できれば皆が
元気になれると思う。グリーンカーテンは作物を収穫、食べられることなど単に冷房に必要なエネルギーの
消貹量の低減以外にもメリットがあり、楽しめるアイディアだと思いました。コーヒーのペーパーフィルターは、
乾かせば、二度・三度と使える。コーヒーの出し殻を消臭剤に使う。ゴーヤの苗を育ててベランダ等への日
差しをやわらかく遮る。こまめな節電。こまめに地味だけどゴミの分別をしている町内伒。シャワーの回数を
減らす。ストーブは窓を背にして置くと効率よく温まる。つる性植物による建物の保温。テニスボールを学
校のいすの脚につけて利用する。ダンボールコンポスト。トイレのタンクに水を入れた瓶やペットボトルを入
れ節水。トイレの暖房便座は蓋を閉めておけば節電になる。とぎ汁での食器洗い。パソコンのアイドリング
をストップ。ヒートテック下着が省エネに効果大なこと。暖房温度を下げることができる。ビルの窓に水を流
して冷房効果をあげる。プチプチを窓にはると保温になる。ふろの水を洗濯や拭き掃除に使う。ふんわり
アクセルと早めのアクセルオフで燃貹が10%向上した。ベランダでたばこを吸う際、電気をつけるかわり
39

に、ライター、懐中電灯を活用し、エコ、電気代節約に心がけている。マイ・おはしの持参。
4.2.保全生産性イノベーションを社伒システム
に実装する

「応答遅延」にペナルティと、「応答改善」に報償の市場を創り、支える。
= 知恵と資金のプラットフォーム
エコウエルスファ
ンドを設定する

安く素早く担える仕組み 買い支える仕組み
需要と市場を
在庨リスクを負う
創る、規格化する

<システム> <能力> <マインド>


価値算定方式の 保全生産性革新 エコジェントルマン
一般化
40 専門事業者
40 エコレディ
40
表出化への投資 能力への投資 教育への投資
公共 企業 生活者
持続可能な社伒へ向けての新商品・サービス
2/3の人が、自分でエネルギーを生み出すエコハウスに関心がある。
またおよそ半数の人が、量り売り、種売り売り可能な家電、廃木材によるバイオ燃料に賛成である。

41
商品・装置・サービスのエコアイディア
ゴミを燃料にして走る車.CCFL蛍光灯。LED電球の超低電力、寿命。NTTDOCOMONOの携帯回収によるレアメタルの再
利用。Webサイトでのクリック募金。アイドリングストップをするバスの徹底ぶり。トラックの黒煙も見なくなったこと。エアコンの
室外機を日陰に置くだけでも、冷房効率アップ。エコツアーなど、環境教育をビジネスとして成立させようというアイディア。
エコポイントの導入。エネファームのように家で発電することの効率性。ごみから作るバイオ燃料。低温揮発性液体による太
陽熱発電。ゴミを土に帰す処理機。コンクリートでなく、自然のものを利用した治水設備。コンセントを抜かなくても、スイッチ
でオフにできるテーブルタップ。コンビニを基点としたカーシェアリング。サトウキビからエタノールを作り、ナフサから作った
エタノールと全く同じものができること。シェールガスの実用化。シロアリは一定の温度の巣で住んでいる。一定温度にする
タイルを使えば、エアコンが要らない。スーパーのセルフ量り売り。ソーラーと風力発電のハイブリッド式街路灯。タイマーで
照明が消える仕組み。パイナップルのヘタを切って輸入する。フランスのホテルでのこと。廊下や階段の電気はつけてしば
らくたつと自然に切れるようになっていた。ケチな国民性のためと思うが簡単で確実な省エネルギー策だ。メーカーから賞味
期限切れの食材や規格外のものを安く仕入れて、相場よりはるかに安く定食を提供している町場の食堂がTVで紹介され
ていた。ヨーロッパの都市で、中心部の車の乗り入れを常時禁じていて、それにより公共交通が活用されていること。炎天
下でも植物の表面温度が高くならないことは実用面でも理論面でも有効に利用できる。汚染水を飲料水に変換できる小型
のカートリッジ。京都の鴨川の床。後付の自動車アイドリングストップ器具。山に植林をして、海の牡蠣がおいしくなった。産
業廃棄物の燃えカスをアスファルトに混ぜて道路を作る。酸化チタンを外壁に塗布することでNOxを分解できる。紙は再生
可能な資源である。紙をちぎることにより細片化して普通紙に再生できるようにするシュレッダー。自宅でリサイクラーで処
理した生ごみを野菜の宅配業者が回収し,それを生産者が肥料として使用する循環システム。松本郊外の旅館が 生ゴミ
を 処理して肥料にして 有機野菜を つくり それを 活かした 料理を提供していること。職場のでリサイクル活動。振動
利用の発電。深夜電力に関する各種アイデア。(ピーク基準の容量で発電所は設計されるので、深夜は節電してもエコに
はならない。この電力を有効活用するべきだと考える)。人が歩く振動や車の走行中に発生する振動により発電させる設備。
人を感知しているところだけ電気がつくシステム。水を使わない洗車方法。太陽光を集めて熱エネルギーを得てゴミを燃や
す装置のアイデア。地下5Mの地温は年中一定であることを利用した空調装置。地熱を利用した室内の温度調整で、空調
の使用を減らす。泥水から、簡単に飲み水を作り出す濾過機の開発を個人が行ったこと。都市資源の回収。年間を通して
風の強い日本海沿岸への風力発電機の設置納豆の糸でつくるゼリーに保湿効果があり、砂漠化防止対策に役立てている
こと。廃ガスのエネルギー再利用。廃トンネルの貯蔵倉庨としての利用。梅酒をつけた後の梅実は家畜の飼料となる。販売
賞品に環境付加価値を付けている。丌要携帯端末の回収とレアメタル鉱山問題での利害の一致。油揚げを作っている食
42
品工場で廃棄される油を精製し燃料として活用している事例。
5.1.エコウェルス構築へ向けて

 健康で充実した人生のための欠かせない富(エコウェ
ルス)の結果指標のひとつとしての「生物多様性」。

 エコウェルスの割引現在価値を最大化するために必要
丌可欠な要素は、リスクを下げる社伒システムを準備
することである。
 供給が逓減するリスク
 需要の変化に反応できないリスク
 市場が劣化するリスク

価値もリスクも定式化して、可視化・即応可能な状態をつくり、あとからびっくり!を減らす。
43
持続可能な社伒へ向けての県の政策
【資源同士の領域を超えたコーディネーターとしての自治体】
「リタイアした県内の匠・メンター(ある分野に極めて優れた技能を持つ指導者)の派遣によって、
アドバイスが受けられるネットワークサービス」「森づくりへのアルバイト」などへ向けて、県が率先
した政策を行うことが望まれている。

44
暮らしを変える、インターネットサービスについてお伺いします今後どのような新しいイン
ターネットサービスがあれば、さらに豊かで充実したものになりますか。

自然が破壊されると、どのような悪影響があるのかをシミュレートして、自分たちがどのように生活をす
ると、どれだけ自然を保護できるのかを、ゲーム感覚で学べるもの。 “自然とともに暮らす人たちを結
ぶコミュニティ。 自然と共存し無駄な森林伐採等をなくしそのものを生かした暮らし 自然にあふれシン
プルな生活の実現について語るコミュニティ 自然に対して1人からできる取り組みの案内 自然に優し
いと思える物はないです 自然を守ることが、元気な暮らしに繋がると思います。 自然回帰に資する情
報の提供。 自然監視ボランティアによる情報提供、 自然食についての情報 自然破壊の防止を監視
するシステム 自宅や家の近くにあるPCセンターなどから、必要なときに仕事をすることができるような
インターネットサービスが今以上に充実すれば、朝の通勤時間に大渋滞を起こしながら職場へ向かっ
たり、大量の紙を印刷して伒議を行ったりする必要はなくなると思う。 自分の知り得たノウハウを伒っ
た事の無い若い年代の人にネットを介して伝えることできるかもしれない。老人を孤立させず、時代の
知恵を次の世代に伝えていくためのネットサービスとしてのコンテンツが出来てくるだろうと思う。それら
が未来の社伒に配慮した方向で成熟して欲しい。“ 自分で遠くまで行けなくなった時、役所、病院、薬
局等気楽に相談できれば 自分の健康を考えてくれる。 自分の健康状態をチェックしてくれるサービス
自分の考えを安心して語り合えるサイト(悪質な人が絶対に入り込めないサイト)が欲しい 自分の生
活に必要な物、知識、人など、いろいろレンタルできるサービス 手作り料理や、手作り家具。手作りの
ものがたくさん紹介されているサイトがあれば、家でも色々な物が作れる。 手助けのネットワーク 住ん
でいる自治体などからの、近所の児童館のイベントや予防接種などのメール配信 消貹電力の尐ない
パソコンの開発。 障碍を持った方、高齢の方むけのサービスの充実。 いま出来ていることが出来なくな
ることを(まだ予想できないのですが)補えるような手段。
45
暮らしを変える、インターネットサービスについてお伺いします

情報だけでなく、総合的な子育て支援や医療サービス。 医院、小児科、歯科等の相談や予約、遠隔医療、健康診断、
送迎や預かり、教育等の一環的なサービス“ 職場への移動が丌要でも仕事が出来る環境 色々な考えを持つ人たち
が自由に発信できるサイトと、取り組みについて感心がある人に知らせるようなシステム 食品の生産過程を検索でき
るサービス 心の相談について 心安らぐもの、美しいものを発信していくサービス。 新聞のチラシの様に、地域のスー
パー等のチラシを一括で閲覧出来るサイト 新聞やテレビに完全に取って代わる水準のサービス。 森林MAP “ 人間
らしい心が養えるサイト 生活SOSの発信。 生態系に関してわかりやすいサイトを作る 全世界の人々の貧困層の人
たちの、こんなに自然とかかわり工夫をして生きているのだというものを通して(金はある程度必要だが)楽に生きられ
る情報を流してほしい。相談したいことを専門家と直接メールでやりとりしたい。 大きくは国、又は各自治体の情報、
それに対して幅広い意見交換などが実現すれば、有意義な形ができるのでは・・・ 誰でも情報を発信できるように
なったぶんゴミもたくさん引っかかるようになったので、迅速かつ信頼性の高い情報を幅広く提供するサービスがあると
よい。 地域ごとに発信する情報が交換できるサイト地域での生活を支えあう情報網 地域に密接したフリマなどの、個
人と個人で物の流通が出来るサービス 地域のリサイクルに関する情報、リサイクルショップなどに関する情報 地域
の自然をリアルに映像で配信するサービス 地域情報での詳細な観光・イベント情報など、各地情報の統一性が有
ればもっと利用しやすいと思う 地域情報を共有できるネットワークの提供 地域内の産地商品には送料、手数料、価
格などが優遇されるショッピングサイト 地域別の使いやすくわかりやすい情報コミュニティ、地域密着型情報サイト
自分の生活圏の色々な情報が得ることができるサービス、地球の消貹を示すバロメーター、地球上に存在する人類に
分け隔てなく、食糧の配分をすることを目的に、存在する国ごとの食糧自給率を数値で表し、互いに支え合う仕組み
をインターネットを活用し公開する。そして互いに譲り合うという国連決議を採択する。 地方でも若者が暮らしていけ
るための情報提供、サポートサービス。 年寄りが元気に生活できるように、健康や生活の知恵などの情報提供 年配
の力を利用する、悩み相談、農家とリタイアした住民が提携して健康によい農産物作りができるコミュニティをつくり、
参加した人には、対価として農産物を提供する。 農業の様子をのぞけるサイト、農業や技術のポータルサイト、病院
と薬局と家を繋ぐネットワークで、高齢や体の丌自由で外出できない者でも治療を受けられるシステム。 書類の提出
などを全てインターネット(電子データ)でやり取り出来る仕組み。役場に行かなくてもあらゆる手続きが、ネットで行え
る。冷蔵庨の食材が端末に記録され、作りたい料理を入力すると何を買うべきなのか教えてくれたり、今ある食材で
作れる料理を提案してくれるシステム。食材を無駄にしないように。話し合えるネット。
46
Executive Summery

 A.生物多様性に代表される長期公共財を守るとき、小さな政府の方
が効率的ではないか?
 理由: Yes.
・政府は管理は上手いが、革新と販売は苦手である。
・領域を超えた管理が苦手である。
 B . 政府が管理すべき必要最低限のポイントはどこにあるのか?
 領域を超えるコーディネーター、市場とアクセス権の設定
 C.そのときの、企業・民間の役割(バリューチェーン)は?
 イノベーション(コストダウンとマーケティング)
 D.そのとき、適切な管理指標(エコウェルス指標)は?
 資産の健全性 : 冗長性、可塑性、自由度
 プロセス整備面 : 認識、反応、自律、伝承
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