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NEC

SIGMABLADEシリーズ

N8405-040
ブレード収納ユニット
(SIGMABLADE-H)
ユーザーズガイド

2008年 7月 初版

注意
製品のご使用前に、必ず本書をお読みの上で注意をお守りください。
本書は、必要な時にすぐに参照できるように保管してください。
輸出の際の注意事項
本製品(ソフトウェアを含む)は、外国為替および外国貿易法で規定される規制貨物(または役務)に該当することがあります。その場合、
日本国外へ輸出する場合には日本国政府の輸出許可が必要です。なお、輸出許可申請手続にあたり資料等が必要な場合には、お買い上
げの販売店またはお近くの当社営業拠点にご相談ください。

注 意
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会
(VCCI)
の基準に基づくクラスA情報技術装置です。この装置を
家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求さ
れることがあります。

2
この手引きは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておくようにして
ください。
「使用上のご注意」を必ずお読みください。本製品の移設の際は必ず本書
も一緒にしてください。

使用上のご注意 - 必ずお読みください -
本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。また、本文中の名称について
は21ページの「各部の名称」の項をご参照ください。

安全にかかわる表示について
SIGMABLADEシリーズを安全にお使いいただくために、この手引きの指示に従って操作し
てください。
この手引きには装置のどこが危険か、どのような危険に遭うか、どうすれば危険を避けられ
るかなどについて説明されています。また、装置内で危険が想定される箇所またはその付近
には警告ラベルが貼り付けられています。
手引きおよび警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として、
「警告」
と「注意」
という用語を
使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されています。

警告 死亡または重傷を負う危険性があることを示します。

注意 火傷やけがの危険性があることを示します。

危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次の
ような意味を持つものとして定義されています。

注意の喚起 この記号は危険が発生するおそれがあること (例)


を表します。記号の中の絵表示は危険の内容
を図案化したものです。 (感電注意)

行為の禁止 この記号は行為の禁止を表します。記号の中 (例)


や近くの絵表示は、してはならない行為の内
容を図案化したものです。 (分解禁止)
行為の強制 この記号は行為の強制を表します。記号の中 (例)
の絵表示は、しなければならない行為の内容
を図案化したものです。危険を避けるために (プラグを抜け)
はこの行為が必要です。

(本書での表示例)
注意を促す記号 危険に対する注意の内容 危険の程度を表す用語

注意
指定以外のコンセントに差し込まない

指定された電源電圧で、アース付きコンセントをお使いください。指定以外の
電源を使うと火災や漏電の原因となります。

3
本書および警告ラベルで使用する記号とその内容

注意の喚起

感電の危険性があることを示し 発煙または発火の危険性がある
ます。 ことを示します。

手や指がはさまれる危険性が 回転物によるけがのおそれが
あることを示します。 あることを示します。

高温による傷害を負うおそれが レーザー光による失明のおそれ
あることを示します。 があることを示します。

爆発の危険性があることを示し 特定しない一般的な注意・警告
ます。 を示します。

行為の禁止

機器の分解や改造を禁止するこ 水や液体のかかる場所で使用しな
とを示します。 いでください。水にぬらすと感電
や発火のおそれがあります。
ぬれた手で触らないでください。 一般的な禁止の通告を示しま
感電のおそれがあります。 す。

行為の強制
電源プラグをコンセントから
抜くこと、および分電盤のサー
キットブレーカを切ることの
指示を示します。

4
安全上のご注意
安全のために、ここに記載されている注意事項を守ってください。ブレード収納ユニットに
は、電源ユニットが搭載されています。感電しないように注意してください。また、ラック
への取り付け/取り外しの際には、けがをしないよう十分に注意してください。

一般的な注意事項

警告
人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない

本装置は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、
人命に関わる設備や機器および高度な信頼性を必要とする設備や機器などへの組
み込みやこれらの機器の制御などを目的とした使用は意図されておりません。
これらの設備や機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、
財産損害などが生じても当社はいかなる責任も負いかねます。

自分で分解・修理・改造はしない

本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりし
ないでください。装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険
があります。

煙や異臭、異音がしたまま使用しない

万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちにすべてのCPUブレードの電
源をOFFにした後、ブレード収納ユニットの電源をOFFにして電源プラグをコン
セントから抜いてください。その後、お買い求めの販売店または保守サービス会
社にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となります。

針金や金属片を差し込まない

装置に金属片や針金などの異物を差し込まないでください。火災・感電の危険が
あります。

複数のCPUブレードを同時に取り付け/取り外ししない

CPUブレードの取り付け/取り外しは、1枚単位で行ってください。複数のCPU
ブレードを同時に取り付け/取り外しをしたり、別のスロットのカバーを取り外
したまま取り付け/取り外しをしたりすると、感電するおそれがあります。

光ディスクドライブの内部をのぞかない

光ディスクドライブはレーザーを使用しています。装置の電源がONになってい
るときに内部をのぞいたり、鏡などを差し込んだりしないでください。万一、
レーザー光が目に入ると失明するおそれがあります。

5
注意
海外で使用しない

本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。この装置を海外
で使用すると火災や感電の原因となります。

装置内に水や異物を入れない

装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災
や感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐ電源をOFFに
して、電源プラグをコンセントから抜いてください。分解しないで販売店または
保守サービス会社にご連絡ください。

中途半端に取り付けない

インタフェースケーブルやCPUブレード、ハードディスクドライブ、オプション
ボードは確実に取り付けてください。中途半端に取り付けると接触不良を起こ
し、発煙や発火の原因となるおそれがあります。

指定以外のインタフェースケーブルを使用しない

インタフェースケーブルは、NECが指定するものを使用し、接続する装置やコネ
クタを確認した上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続
先を誤ったりすると、ショートにより火災を起こすことがあります。

巻き込み注意

本装置の動作中は、背面にある冷却用ファンの部分に手や髪の毛を近づけないで
ください。手をはさまれたり、髪の毛が巻き込まれたりしてけがをするおそれが
あります。また棒などを差し込まないようにしてください。本装置が正常に動作
しなくなるばかりか、けがの原因となることがあります。

高温注意

CPUブレード上の部品やブレード収納ユニット内の部品が高温になっていること
があります。十分に冷めたことを確認してから取り付け/取り外しを行ってくだ
さい。また、電源ファンから排出される排気は高温になっています。排気口付近
に顔や手を近づけないようにしてください。

雷がなったら触らない

雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源
プラグを抜く前に、雷が鳴りだしたら、ケーブル類も含めて装置には触れないで
ください。火災や感電の原因となります。

ペットを近づけない

本装置にペットなどの生き物を近づけないでください。排泄物や体毛が装置内部
に入って火災や感電の原因となります。

6
電源・電源ケーブルに関する注意事項

警告
ぬれた手で電源プラグを持たない

ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。感電するおそれがあります。

アース線をガス管につながない

アース線は絶対にガス管につながないでください。ガス爆発の原因になります。

注意
指定以外のコンセントに差し込まない

指定された電源電圧で、アース付きのコンセントをお使いください。指定以外の
電源を使うと火災や漏電の原因となります。なお、N8405-044 電源ユニットに
添付の電源ケーブルおよびN8405-049 電源ケーブル(IEC320-C20)
はAC200V
専用です。また、N8405-048 電源ユニット
(AC100V対応)に添付の電源ケーブ
ルはAC100V専用です。それ以外の電圧のコンセントには接続しないでくださ
い。

また、延長コードが必要となるような場所には設置しないでください(ただし、
オプション品である指定された電源コンセント/タップを使用しての運用はこの
対象外です)。本装置の電源仕様に合っていないコードに接続すると、コードが
過熱して火災の原因となります。電源1台あたりの消費電力は搭載する電源ユ
ニットに貼り付けてあるラベルに記載されていますので、記載内容をご確認の
上、容量に注意して接続してください。

たこ足配線にしない

コンセントに定格以上の電流が流れることによって、過熱して火災の原因となる
おそれがあります。

電源コンセント/タップ等の機器は目の届く場所に設置する

緊急時に供給電源を遮断できるように、電源コンセント/タップは接続する装置
を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置してください。
ラック内に設置可能な電源コンセントをラック内に設置する場合は、緊急時に
ラック内に容易にアクセスできる状態にしてください。なお、電源コンセント/
タップの種類によって設置方法が異なりますので、ご利用の電源コンセント/タッ
プのユーザーズガイド等に従って、適切に設置してください。また、電源ケーブ
ルを直接、壁付きコンセント/分電盤や無停電電源装置(UPS)に接続する場合
は、壁付きコンセント/分電盤や無停電電源装置(UPS)が装置を搭載したラック
に近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置されていなければなりません。
ラックに搭載する無停電電源装置(UPS)
の場合、緊急時にラック内に容易にアク
セスできる状態にしてください。

※ 本書における「電源コンセント」とは、機械器具組み込み用のものを意味しま
す。本書における「電源タップ」とは、非固定用のものを意味します。

中途半端に差し込まない

電源プラグは根元までしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと
接触不良のため発熱し、火災の原因となることがあります。また差し込み部に
ほこりがたまり、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがありま
す。

7
注意
指定以外の電源ケーブルを使わない

本装置に添付されている電源ケーブル以外のケーブルを使わないでください。電
源ケーブルに定格以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。

また、電源ケーブルの破損による感電や火災を防止するために次の注意をお守り
ください。

ⓦ ケーブル部分を引っ張らない。 ⓦ 電源ケーブルをはさまない。
ⓦ 電源ケーブルを折り曲げない。 ⓦ 電源ケーブルに薬品類をかけない。
ⓦ 電源ケーブルをねじらない。 ⓦ 電源ケーブルの上にものを載せない。
ⓦ 電源ケーブルを束ねたまま使わない。 ⓦ 電源ケーブルを改造・加工・修復しない。
ⓦ 電源ケーブルをステープラ等で固定しない。
ⓦ 損傷した電源ケーブルを使わない。(損傷した電源ケーブルはすぐ同じ規格の
電源ケーブルと取り替えてください。交換に関しては、お買い求めの販売店ま
たは保守サービス会社にご連絡ください。)

指定の電源ケーブルを他の装置や用途に使用しない

電源ユニットに添付の電源ケーブルおよび本装置用電源ケーブルは本装置に接続
し、使用することを目的として設計され、その安全性が確認されているもので
す。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災や感電の原因となる
おそれがあります。

8
ラックの設置・取り扱いに関する注意事項

警告
指定以外の場所に設置しない

本装置はEIA規格に適合した専用の19インチラックに取り付けて使用します。
本装置を取り付けるラックを設置環境に適していない場所(ほこりの多い場所、
給湯器のそばなど湿気の多い場所、直射日光が当たる場所など)には設置しない
でください。
本装置やラックに取り付けているその他のシステムに悪影響を及ぼすばかりでな
く、火災やラックの転倒によるけがなどをするおそれがあります。設置場所に関
する詳細な説明や耐震工事についてはラックに添付のマニュアルを参照するか、
保守サービス会社にお問い合わせください。

規格以外のラックで使用しない

本装置はEIA規格に適合した専用のラックに取り付けて使用します。EIA規格に適
合していないラックに取り付けて使用したり、ラックに取り付けずに使用したり
しないでください。本装置が正常に動作しなくなるばかりか、けがや周囲の破損
の原因となることがあります。使用できるラックについては保守サービス会社に
お問い合わせください。

適切な防音処置を行う

ブレード収納ユニットは電力負荷、設置環境温度によっては、動作時に冷却FAN
からの大きな音を生じます。本装置は人から離れた専用室への設置を推奨しま
す。動作中の装置の近くで長時間の作業をする場合は、防音のためにパーティ
ションをあらかじめ設置する等の処置をしてください。

注意
1人で搬送・設置をしない

ラックの搬送・設置は2人以上で行ってください。ラックが倒れてけがや周囲の
破損の原因となります。特に高さのあるラック(44Uラックなど)
はスタビライザ
などによって固定されていないときは不安定な状態にあります。必ず2人以上で
ラックを支えながら搬送・設置をしてください。

荷重が集中してしまうような設置はしない

ラックおよび取り付けたデバイスの重量が一点に集中しないようスタビライザを
取り付けるか、複数台のラックを連結して荷重を分散してください。ラックが倒
れてけがをするおそれがあります。

1人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する

ラック用のドアやレールなどの部品は2人以上で取り付けてください。
また、ピンを差し込むタイプのラックのドアの取り付け時には上下のヒンジのピ
ンが確実に差し込まれていることを確認してください。部品を落として破損させ
るばかりでなく、けがをするおそれがあります。

ユニットを高い位置に設置する場合はリフターを使用する

ラックの高い位置にユニットを設置する場合はリフターを使用して取り付け/取
り外しをしてください。特に高さのあるラック(44Uラックなど)では部品を落と
して破損させるばかりでなく、けがをするおそれがあります。

9
注意
ラックが不安定な状態でユニットをラックから引き出さない

ラックから装置を引き出す際は、必ずラックを安定させた状態(スタビライザの
設置や耐震工事など)で引き出してください。

複数台のユニットをラックから引き出した状態にしない

複数台のデバイスをラックから引き出すとラックが倒れるおそれがあります。
装置は一度に1台ずつ引き出してください。

定格電源を超える配線をしない

やけどや火災、装置の損傷を防止するためにラックに電源を供給する電源分岐回
路の定格負荷を超えないようにしてください。電気設備の配線とインストール用
件に関しては、電源工事を行った業者または、管轄の電力会社にお問い合わせく
ださい。

10
設置・移動・保管に関する注意事項

警告
3人以下で持ち上げない
本装置の質量はすべてのCPUブレード、電源ユニットを取り外した状態で最大
68kgあります。3人以下で運ぶと腰を痛めるおそれがあります。CPUブレ−ド、
電源ユニット等の搭載モジュールを、必ずすべて取り外し、4人以上で装置に取
り付けてあるハンドルおよび天板 (CPUブレードスロット1、8の上部)
をしっかり
と持って運んでください。ラックの高い位置にユニットを設置する場合は、
リフターを使用して取り付け/取り外しをしてください。また、フロントベゼル
を取り付けている場合には、フロントベゼルを持って持ち上げないでください。
フロントベゼルが外れて落下し、けがをするおそれがあります。
指定以外の場所に設置しない
本装置を次に示すような場所や本書で指定している場所以外に置かないでくださ
い。火災の原因となるおそれがあります。
ⓦ ほこりの多い場所。 ⓦ 給湯器のそばなど湿気の多い場所。
ⓦ 直射日光が当たる場所。 ⓦ 不安定な場所。

腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない

腐食性ガス(二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニア、オゾンな
ど)の存在する環境に設置し、使用しないでください。また、ほこりや空気中に
腐食を促進する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)
や導電性の金属などが含まれて
いる環境へも設置しないでください。装置内部のプリント板が腐食し、故障およ
び発煙・発火の原因となるおそれがあります。もしご使用の環境で上記の疑いが
ある場合は、販売店または保守サービス会社にご相談ください。
カバーおよびFANユニットを外したまま使わない
本装置のカバー類およびリアファン類を取り外した状態で使用しないでくださ
い。装置内部の冷却効果を低下させ、誤動作の原因となるばかりでなく、ほこり
が入って火災や感電の原因となることがあります。
指を挟まない
ラックへの取り付け・取り外しの際にレールなどで指を挟まないよう十分注意し
てください。
落下注意
本装置をラックに取り付けるまたは取り外す際は、本装置に取り付けてあるハン
ドルをしっかり持ってください。ラック取り付けブラケットには、落下・脱落防
止(ストッパ/ロック)
機構がないため装置をラックからすべて引き出すと、装置
がラックから外れて落下してけがをするおそれがあります。
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ラックから引き出された状態にある装置の上から荷重をかけないでください。フ
レームが曲がり、ラックへ搭載できなくなります。また、装置が落下し、けがを
するおそれがあります。
通気口をふさがない
ブレード収納ユニットおよびラックにある通気口をふさがないでください。
ブレード収納ユニットに搭載した機器の内部の温度が上がり、火災の原因となる
おそれがあります。

11
注意
装置を引き出した状態にしない
装置を引き出した状態のまま作業をしないでください。ラック取り付けブラケッ
トには落下防止(ストッパ/ロック)
機構がないため、作業中に装置が脱落してけ
がをするおそれがあります。

持ち運びの際に搭載モジュールを持たない

装置を持ち運ぶ際に搭載モジュールを持たないでください。これらは可動部分で
あるため、外れて装置を落下させてけがをするおそれがあります。

12
運用中の注意事項

注意
雷がなったら触らない

雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源
プラグを抜く前に、雷が鳴りだしたら、ケーブル類も含めてブレード収納ユニッ
トには触れないでください。火災や感電の原因となります。

ペットを近づけない

ブレード収納ユニットにペットなどの生き物を近づけないでください。排泄物や
体毛がブレード収納ユニット内部に入って火災や感電の原因となります。

動作中にブレード収納ユニットをラックから引き出さない

ブレード収納ユニットに搭載されている機器が動作している間はラックから引き
出したり、ラックから取り外したりしないでください。搭載されている機器が正
しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがをするおそれがありま
す。
筐体の上にものを載せない
ブレード収納ユニットが外れて周辺の家財に損害を与えるおそれがあります。
光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない
引き出したトレーの間からほこりが入り、誤動作を起こすおそれがあります。
また、トレーにぶつかり、けがをするおそれがあります。

13
お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項

注意
プラグを差し込んだまま取り扱わない

お手入れをする場合は、ブレード収納ユニットに搭載されているすべての機器の
電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。たとえ
電源をOFF にしても、電源ケーブルを接続したまま作業するとブレード収納
ユニットに搭載されている機器が正常に動作しなくなるばかりか感電や火災の
原因となるおそれがあります。

また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取って
ください。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因とな
るおそれがあります。

14
警告ラベルについて
装置の設置や取り扱い、デバイスの増設の際に、危険性を秘める部品やその周辺には警告ラ
ベルが貼り付けられています。これは本製品の取り扱いの際、考えられる危険性を常にお客
様に意識していただくためのものです(ラベルをはがしたり、汚したりしないでください)

もしこのラベルがはがれかかっている、汚れているなどして判読できないときは販売店にご
連絡ください。
警告ラベル中の記号の意味については、巻頭の
「安全にかかわる表示について」
を参照してく
ださい。

注 意 CAUTION 重量物注意


感電の危険があります。開けないでください。 分解禁止 注意重物
Risk of erectric shock. 感電注意 WARNING:
do not open. HEAVY ITEM
高温になるコンポーネントがあります。十分に冷えてから触れるようにしてください。
電源を切ってもバッテリで稼動している部分があります。保守をする前に各々の ぎっくり腰や落下防止のため移動の際は、必ずすべてのCPUブレード、
コンポーネントの取り扱い説明書をお読みください。 電源ユニットを取り外して重量を軽くして4人以上で、装置のハンドル部分
高温注意 をしっかり持って作業を行って下さい。
装置には、ロック機構が付いていますのでラックから引き出す際には、必ず
As some components may become very hot during system operation, ユーザーズガイドを参照して、ロックを解除してから作業を行って下さい。
give ample time to allow cooling as well as use precaution when また、ラックに装置を搭載する際は、必ずロック機構をセットしてから
55KG超
handling internal components immediately after powering down.
Some internal components may still be operational on battery power. OVER
55 KG
CPUブレード、電源ユニットを実装して下さい。
Refer to instruction manuals for this system as well as options
prior to maintenance.
ボード及びオプション機器の接続の際は、必ずユーザーズガイドを参照し、正しく接続してください。
誤った接続は、故障や火災の原因となります。
オプションの取付け、取外し時はの電源プラグをコンセントから抜き、外部装置と接続しているケーブルを外してください。

電源プラグを抜く
To avoid the risk of personal injury or damag e
Refer to the "User's Guide" when option board or
peripherals are installed. Incorrect installations may to the system,always remove all CPU blades and
result in damage to the system and lead to accidents. power supply units in order to reduce weight.
Disconnect all AC power cords from both system and Move the system with at least four or more people.
external peripheals prior to installing/removeing options. Firmly hold the system handles when reqired to
指をはさんだり、ぶつけたりしないように注意してください。 lift and carry the system.
This system has a locking mechanism.Refer to the
To avoid the risk of personal injury , User's Guide for the procedures repuired to
be careful when accessing the inside of the system.
extract the system from its rack frame.
ネジは本体内部へ落とさない様、十分ご注意ください。
When instlling the system in a rack frame,ensure
Do not drop any screws inside the system. that the system is properly loked down before
危険が生じた際には全ての電源コードをコンセントから引き抜いてください。 the CPU blades and/or power power supply units
are installed.
Disconnect all power plugs from the outlet if any hazard is presented.

15
取り扱い上のご注意 - 装置を正しく動作させるために -
本装置を正しく動作させるために次に示す注意事項をお守りください。これらの注意を無視
した取り扱いをすると装置の誤動作や故障の原因となります。

保守サービスについて
ヒント 本製品の保守に関して専門的な知識を持つ保守員による診断・保守サービスを用意して
います。
本製品をいつまでもよい状態でお使いになるためにも、保守サービス会社と保守サービ
スを契約されることをお勧めします。

ⓦ ブレード収納ユニット

− 本装置を取り付けることができるラックに搭載してください。

− 各デバイスの取り付け/取り外しの際に取り外した部品
(ファンなど)
を必ず正しく取
り付け直してください。

− 定期的に装置の外観、および背面のFANユニットに付着しているほこりを取り除い
てください。定期的な清掃はさまざまな故障を未然に防ぐ効果があります。

− 落雷等が原因で瞬間的に電圧が低下することがあります。この対策として無停電電
源装置等を使用することをお勧めします。

ⓦ オプションの増設電源およびその他電子部品

− これらの製品は大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分などに触
れて身体の静電気を逃がしてから製品を取り扱うか、または静電気除去のためのリ
ストバンドを適切に使用して取り扱ってください。また、製品の端子部分や部品を
素手で触ったり、製品を直接机の上に置いたりしないでください。

− オプションは購入したブレードサーバのオプション対象品であることを確認してく
ださい。たとえ装置に取り付け/接続できても正常に動作しないばかりか、装置本体
が故障することがあります。

− オプションはNECの純正品をお使いになることをお勧めします。他社製のオプショ
ンには本装置に対応したものもありますが、これらの製品が原因となって起きた故
障や破損については保証期間中でも有償修理となります。

ⓦ 近くで携帯電話やPHS、ポケットベルを使わない

− 本装置のそばでは携帯電話やPHS、ポケットベルの電源をOFFにしておいてくださ
い。電波による誤動作の原因となります。

ⓦ 故障時の処置

− 故障した場合は、分電盤のブレーカを切断し、または電源プラグをコンセントから
抜き、保守員にご連絡ください。

16
目 次

使用上のご注意 - 必ずお読みください - ............................................................................................ 3

安全にかかわる表示について .............................................................................................................. 3
本書および警告ラベルで使用する記号とその内容 ........................................................................ 4
安全上のご注意 ....................................................................................................................................... 5
一般的な注意事項 ..................................................................................................................... 5
電源・電源ケーブルに関する注意事項 ................................................................................ 7
ラックの設置・取り扱いに関する注意事項 ....................................................................... 9
設置・移動・保管に関する注意事項 .................................................................................. 11
運用中の注意事項 ................................................................................................................... 13
お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 ......................................................... 14
警告ラベルについて ............................................................................................................................ 15
取り扱い上のご注意 - 装置を正しく動作させるために - ........................................................ 16

まえがき ................................................................................................................................. 20

装置概要 ................................................................................................................................. 20

付属品の確認 ......................................................................................................................... 20

各部の名称 ............................................................................................................................. 21

装置前面 ................................................................................................................................................. 21
CPUブレ−ドスロット .......................................................................................................... 23
装置背面 ................................................................................................................................................. 24
電源ユニットスロット ........................................................................................................... 26
FANユニットスロット ........................................................................................................... 27

KVM 、光ディスクドライブ選択機能使用上の注意 ........................................................ 29

KVM選択機能 ....................................................................................................................................... 29
光ディスクドライブ選択機能 ............................................................................................................ 30

設 置..................................................................................................................................... 31

構成品の確認 ......................................................................................................................................... 31
ラックへの取り付け ............................................................................................................................ 31
取り付け部品の確認 ............................................................................................................... 32
必要な工具 ................................................................................................................................ 32
取り付け手順 ............................................................................................................................ 33
取り外し手順 ............................................................................................................................ 35

17
FANユニット ........................................................................................................................ 36
FANユニットの取り付け手順 .............................................................................................. 39
FANユニットの取り外し手順 .............................................................................................. 40

電源ユニット ......................................................................................................................... 41
電源ユニットの取り付け手順 .............................................................................................. 42
電源ユニットの取り外し手順 .............................................................................................. 43

スイッチモジュール ............................................................................................................. 44
取り付け可能なスイッチモジュール/スルーカード ..................................................... 45
CPUブレードとスイッチモジュールスロットの内部接続 ............................................ 46
スイッチモジュールの取り付け手順 .................................................................................. 51
スイッチモジュールの取り外し手順 .................................................................................. 53

CPUブレード ....................................................................................................................... 54
高さ1、幅2サイズのCPUブレード搭載時の注意事項 ................................................... 56
高さ2、幅1サイズのCPUブレード搭載時の注意事項 ................................................... 57
取り付け可能なCPUブレード .............................................................................................. 58
CPUブレードの取り付け手順 .............................................................................................. 59
CPUブレードの取り外し手順 .............................................................................................. 61
セパレータ ............................................................................................................................................. 62
セパレータの取り外し手順 ................................................................................................... 63
セパレータの取り付け手順 ................................................................................................... 64
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て/分解 ................................................ 65
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て手順 ..................................... 66
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの分解手順 ............................................. 68

EMカード .............................................................................................................................. 69
EMカードの取り付け手順 ..................................................................................................... 70
EMカードの取り外し手順 ..................................................................................................... 70

ケーブルの接続 ..................................................................................................................... 71

前面 .......................................................................................................................................................... 71
SUVケーブル(CPUブレ−ド)............................................................................................. 71
USBコネクタ ........................................................................................................................... 71
背面 .......................................................................................................................................................... 72
ACインレット .......................................................................................................................... 72

緊急電源遮断(EPO) ............................................................................................................. 73

電源コンセント/タップ、PDU ......................................................................................................... 74
N8405-044 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合 ..................................... 74
N8405-044 電源ユニットおよびN8405-049 電源ケーブル(IEC320-C20)の場合 ... 75
壁付きコンセント/分電盤(電源ケーブル直結時) ......................................................................... 75
N8405-044 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合 ..................................... 75
N8405-048 電源ユニット(AC100V対応)および付属の電源ケーブルの場合 ....... 75
無停電電源装置(UPS) (電源ケーブル直結時) ............................................................................... 76
N8405-44 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合 ....................................... 76
非常用電源スイッチ ............................................................................................................... 77

18
光ディスクドライブ ............................................................................................................. 78

ディスクのセット/取り出し .............................................................................................................. 78
ディスクの取り出し ............................................................................................................................ 78
取り出せなくなったときの方法 ....................................................................................................... 79
ディスクの取り扱いについて ............................................................................................................ 79

廃 棄..................................................................................................................................... 80

第三者への譲渡について ..................................................................................................... 80

本書の再購入について ......................................................................................................... 80

仕 様..................................................................................................................................... 81

19
まえがき
この度は、N8405-040 ブレード収納ユニット(SIGMABLADE-H)
をお買い上げいただき誠
にありがとうございます。
本装置はExpress5800/BladeServerシリーズ用のCPUブレードとSIGMABLADEシリーズ
用の電源ユニット、ファンボックス、およびスイッチモジュールを収納し、各モジュールの
機能を集約させ、各CPUブレードにサーバ機能を実現させます。
本装置をご使用になる前に、必ず本書をお読みください。
なお、CPUブレードに添付の
「ユーザーズガイド」
、「取扱説明書」または
「スタートアップガ
イド」も併せて参照してください。

装置概要
本装置は、最大で16枚のCPUブレードと最大で8枚のSIGMABLADEシリーズ用のスイッチ
モジュールを10U(約445mm)
の筐体に収納することにより、16台分のサーバ機能を本装置
1台に集約することができます。
また、N8405-044/048 電源ユニット(オプション)を追加すれば、電源冗長機能を持たせ
ることもできます。この機能により、万一電源ユニットが故障してもシステムを停止するこ
となく運用することが可能になります。

付属品の確認
製品が入ったの梱包箱の中には、本体以外にいろいろな付属品が入っています。添付の構成
品表を参照してすべてがそろっていることを確認し、それぞれ点検してください。万一足り
ないものや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。

添付品はセットアップをするときやオプションの増設、製品が故障したときに必要となりま
重要 すので大切に保管してください。

ご注意

(1) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
(2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(3) NECの許可なく複製・改変などを行うことはできません。
(4) 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがありましたら、
お買い求めの販売店にご連絡ください。
(5) 運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。

© NEC Corporation 2008

20
各部の名称
本装置の各部の名称を次に示します。

装置前面
装置前面図を以下に示します。
①-1 ①-2 ①-3 ①-4 ①-5 ①-6 ①-7 ①-8

①-9 ①-13
①-10 ①-14
①-11 ①-15
①-12
①-16

② ④

* CPUブレードブランクキットはオプションです。

②-1 ②-2
②-3

④-1 ④-9

④-2 ④-3 ④-4 ④-5 ④-6 ④-7 ④-8

光ディスクドライブ
(②)/SIGMABLADEモニター
(④)
詳細図

21
① CPUブレードスロット ④-4 IDランプ
CPUブレード搭載用スロット。丸数字の後の番号は 装置を識別するためのランプ。IDボタン(④-5)押下により青
スロット番号を示す。 色に点灯する。
② 光ディスクドライブ リモートからIDランプの点灯指示があった場合は青色に点
滅する。点灯中または点滅中にIDボタンを押下すると消灯
②-1 アクセスランプ する。
②-2 イジェクトボタン ④-5 IDボタン
②-3 エマージェンシーホール IDランプをON/OFFさせるボタン。

③ USBコネクタ ④-6 リセットボタン


U S B 機器を接続するためのコネクタ。S I G M A B L A D E SIGMABLADEモニターを再起動させるボタン。
モニターによって選択されたスロットのCPUブレードと ④-7 Menuボタン
接続される。 EMカードのメニューを起動させるボタン。
④ SIGMABLADEモニター ④-8 Enterボタン
④-1 LCD メニューの移動、決定ボタン。
システムステータスの表示やブレード収納ユニットに搭載 ④-9 [←][→][↑][↓]ボタン
されたCPUブレードの状態表示などを表示するモニタ。 カーソルの移動、カーソル上の選択番号を変更させる
④-2 Powerランプ ボタン。
ブレード収納ユニットおよびSIGMABLADEモニターの電
源状態を表示するランプ。ブレード収納ユニットの電源が
ONの状態になると緑色に点灯する。ブレード収納ユニット
の電源がOFFの状態になると消灯する。
④-3 Statusランプ
ブレード収納ユニットおよびSIGMABLADEモニターの
ステータス状態を表示するランプ。ブレード収納ユニット
の電源がONの状態になり、初期診断中は赤色に点灯する。
すべてのモジュールが正常に動作している状態になると緑
色の点灯に変わる。
一部のモジュールに異常がある状態になるとアンバー色に
点灯する。
致命的な故障の発生、またはEMカードが正しく接続されて
いないか正常に動作していない状態になると赤色に点灯す
る。ブレード収納ユニットの電源がOFFの状態になると消
灯する。

22
CPUブレ−ドスロット
CPUブレ−ドスロットは装置前面にあり、オプションのCPUブレードを最大16枚実装する
ことができます。増設順序はスロット1→9→2→10→3→11→4→12→5→13→6→14→7
→15→8→16です。

* ただし、FCスイッチ(12ポート)接続時はこの限りではありません。
詳細は「CPUブレード」
(54ページ以降)の章を確認してください。

23
装置背面
装置背面図を以下に示します。

①-1 ①-2 ①-3 ①-4 ①-5

③-1 ③-2

③-3 ③-4

③-5 ③-6

③-7 ③-8
⑦-1

⑦-2 ①-8
①-9
①-6
①-10
①-7

④-1 ④-2 ④-3 ④-4 ④-5 ④-6

FANユニット
(スロット6、7、9、10)
および電源ユニット
(スロット1∼6)
搭載時の図

⑤-1 ⑤-2 ⑤-3 ⑤-4 ⑤-5 ⑤-6

UPPER MNG LINK LOWER

外部I/F
(EMトレイ)
詳細図

24
① FANユニットスロット ⑤-4 UPPER
FANユニット搭載用スロット。丸数字の後の番号は EMカードに添付のユーザーズガイドを参照してください。
スロット番号を示す。 ⑤-5 LOWER
② FANランプ EMカードに添付のユーザーズガイドを参照してください。
ブレード収納ユニットにDC電源が供給されると、アンバー ⑤-6 モニタコネクタ
色に3回点滅して消灯する。正常動作時は消灯する。
ディスプレイ装置を接続するためのコネクタ。
FANユニットが故障するとアンバー色に点灯する。
⑥ 電源ランプ
③ スイッチモジュールスロット
電源ケーブルからAC電源を受電する前は消灯し、AC電源
スイッチモジュール搭載用スロット。丸数字の後の番号は
を受電すると緑色に点滅する。
スロット番号を示す。
EMカードから電源ユニットにDC電源を供給すると緑色に
④ 電源ユニットスロット 点灯する。
システムにDC電源を供給するユニットを実装する 電源ユニット内の温度が警告レベルに達するとアンバー色
スロット。 に点滅し、過電流等の検出により保護回路が働き、電源が
⑤-1 キーボードコネクタ シャットダウンするとアンバー色に点灯する。

PS/2対応のキーボードを接続するためのコネクタ。 ⑦ EMカードスロット
⑤-2 マウスコネクタ EMカード搭載用スロット。丸数字の後の番号は実装順序を
示す。
PS/2対応のマウスを接続するためのコネクタ。
⑤-3 シリアルポートコネクタ
使用できません。

25
電源ユニットスロット
電源ユニットスロットは装置背面から電源ユニットを最大6台実装することができます。
スロット2、3、5、6にはブランクカバーが取り付けられています(スロット1、4には何も
取り付けられていません)。
搭載するCPUブレードの枚数と、その際に必要な電源ユニットの台数については、下表を
参照してください。

ⓦ 同じ型番の電源ユニットを実装してください。異なる型番の電源ユニットを実装した
重要 場合、システムが正しく動作しません。

ⓦ 下表のとおりに電源ユニットを搭載していない場合は、EMカードによって電源不足
異常が検知されます。電源不足異常時は、電源OFF中のCPUブレードの電源ON操作を
行っても、CPUブレードの電源はONになりません。

ⓦ 搭載するCPUブレードの枚数と必要となる電源ユニットの台数

電源ユニットは、CPUブレードの合計消費電力により、必要な搭載数が異なります。
以下に従って、必要な電源ユニットの台数を確認してください。

1. 合計DC消費電力を、以下の式により計算してください。

合計DC消費電力 (W) = CPUブレード消費電力合計 (W) + 1260 (W) (ブレード収納ユニット


消費電力*)

* ブレード収納ユニット消費電力には、スイッチモジュールやFANユニット等の消費電力を含みます。

CPUブレード消費電力合計は、1台のブレード収納ユニットに搭載する各種CPUブレードの消費
電力の合計を計算してください。各種CPUブレードの消費電力は、CPUブレードのユーザーズ
ガイドまたは構成ガイドを参照してください。

2. 手順1の式で算出した合計DC消費電力の値により、下表より必要な電源ユニット数を確認して
ください。

AC200Vを使用している場合(N8405-044等を使用する場合)
必要電源ユニット数 必要電源ユニット数
合計DC消費電力(W) 補足
(N+1冗長時) (N+N冗長時)
必要となる電源ユニット数分を
2250W以下 2 2
ご注文ください(標準搭載0台)
4250W以下 3 4 同上
6300W以下 4 6 同上
8300W以下 5 N+N冗長構成不可 同上
10300W以下 6 N+N冗長構成不可 同上
※2008年7月現在

AC100Vを使用している場合(N8405-048等を使用する場合)

必要電源ユニット数 必要電源ユニット数
合計DC消費電力(W) 補足
(N+1冗長時) (N+N冗長時)
必要となる電源ユニット数分を
1800W以下 3 4
ご注文ください(標準搭載0台)
2700W以下 4 6 同上
3550W以下 5 N+N冗長構成不可 同上
4400W以下 6 N+N冗長構成不可 同上
※2008年7月現在

26
ⓦ 合計消費電力が規定の値を超える場合、AC二重化モード(N+N冗長)で運用することは
重要 できません。個別電源冗長モード(N+1冗長)でご利用ください。

ⓦ 電源ユニットのAC消費電力、皮相電力につきましては、前ページの表の値を元に以下
の式により計算し、容量に注意して接続してください。

AC消費電力(W) =合計DC消費電力(W)/0.87 (200V時)


=合計DC消費電力(W)/0.83 (100V時)

皮相電力(VA) =AC消費電力(W)/0.98

FANユニットスロット
ⓦ 搭載するCPUブレードの枚数と必要となるFANユニットの台数

CPUブレードの搭載順序は、原則左詰めとなります。(CPUブレードの種類、台数および
組み合わせによって異なる場合があります。各CPUブレードのユーザーズガイドも併せ
てご覧ください。)

FANユニット4台で下図のA(CPUブレードスロット1、9)に搭載されるCPUブレードを
冷却することができます。

また、FANユニット6台では下図のA+B(CPUブレードスロット1∼4と9∼12)に搭載
されるCPUブレードを、FANユニット8台では下図のA+B+C(CPUブレードスロット
1∼16; すべてのCPUブレードスロット)に搭載されるCPUブレードを、それぞれ冷却
することができます。
また、FANユニットを10台搭載することでファンの回転数を低く抑え、静音化させる
ことができます。

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5 スロット6 スロット7 スロット8

A B B B C C C C

A B B B C C C C

スロット9 スロット10 スロット11 スロット12 スロット13 スロット14 スロット15 スロット16

27
FANユニットは、規定搭載数の状態でN+1冗長です。例えば、CPUブレード16台搭載
時の規定搭載数はFANユニット8台ですが、1台故障(7台正常)の状態では正常に運用
継続可能です。2台故障(6台正常)
の状態では、CPUブレードやスイッチモジュール等が
温度異常を検出して停止する場合があります。

* 例えば、Express5800/120Bb-m6を1台のみ搭載する場合、CPUブレードスロット
1、2を占有し、CPUブレードスロット9には何も搭載されませんが、この場合でも、
CPUブレードスロット2への搭載状態が優先して、FANユニットは6台必要になりま
す。

* 「FANユニット」に記載されている搭載基準に従って、正しい位置にFANユニットを
搭載してください。

* CPUブレード各製品の占有スロット数に関しては、「取り付け可能なCPUブレード」
または、各CPUブレードのユーザーズガイドを参照してください。

28
KVM 、光ディスクドライブ選択機能使用上の注意
SIGMABLADEモニターまたはOn Screen Display(OSD)
の機能を使用することで、ブレー
ド収納ユニットの背面にあるKVM、および、前面にある光ディスクドライブ、USBコネク
タに接続した機器をCPUブレードに接続して使用することができます。

各選択スイッチを使用する際は、以下の注意事項をお守りください。

SIGMABLADEモニターおよびOn Screen Display(OSD)の操作方法はEMカードに添付の


ヒント ユーザーズガイドを参照してください。

KVM選択機能
KVM選択機能では、CPUブレードのVIDEO出力とUSB1系統と、ブレード収納ユニットの
背面に接続されたキーボード
(K)
・ビデオ(モニタ)
(V)
・マウス
(M)
との接続を各CPUブレー
ドで切り替えて使用できるよう、選択するために使用します。

キーボード、マウスはUSB接続となりますので、起動時にUSB接続機器のイニシャライズ等
が必要になるオペレーティングシステムの場合は、オペレーティングシステムが起動するま
での間は、該当するスロットにKVMを選択した状態のまま、起動が完了するまでお待ちく
ださい。

オペレーティングシステムが起動した後のKVM選択機能による切り替えは、USBキーボー
ド、USBマウスを挿抜するのと同等の操作となりますので、オペレーティングシステムの
制限に従ってください。また、次の操作をする際は、CPUブレードの電源をONにする前に
SIGMABLADEモニターまたはOSDで該当するスロット番号にKVMが選択されていること
を確認してください。

USBを正式サポートしないOSが動いている状態でUSB機器を使用できるようにする機能
重要 (システムBIOSのLegacy USB Support機能)でキーボード・マウスを使用している間
にUSB機器の構成が変更されるとそれ以降USB機器が使用できなくなります。

− OSをローカルインストールするとき
− ROM-DOSなどを使用するとき
− EXPRESSBUILDERを使用するとき
− システムBIOSの操作をするとき

上記の操作中にKVM選択機能によって接続を切り替えるとシステム全体に悪影響を及ぼす
おそれがあります。

29
光ディスクドライブ選択機能
光ディスクドライブ選択機能は、CPUブレードのUSB1系統と本収納ユニットの光ディスク
ドライブ、USBコネクタに接続されたUSB機器との接続を、各CPUブレードで切り替えて
使用できるよう、選択するために使用します。

ブレード収納ユニットの光ディスクドライブ、USBコネクタに接続されたUSB機器はUSB
接続となりますので、起動時にUSB接続機器のイニシャライズ等が必要になるオペレーティ
ングシステムの場合は、オペレーティングシステムが起動するまでの間は、該当するスロッ
トに光ディスクドライブを選択した状態のまま、起動が完了するまでお待ちください。

オペレーティングシステムが起動した後の光ディスクドライブ選択機能による切り替えは、
USB機器の追加および取り外しと同等の操作となりますので、オペレーティングシステムの
制限に従ってください。また、接続するCPUブレードを変更する場合、他の装置に接続を
変更する前に、ブレード収納ユニットの光ディスクドライブ、USBコネクタに接続された
USB機器がアクセスしていないことを確認してください。

Windowsの場合には
「デバイスの安全な取り外し
(ハードウェアの取り外しまたは取り出し)

を実行した上で、切り替えを行うようにしてください。

次の操作をする場合は、CPUブレードの電源をONにする前に、SIGMABLADEモニター
またはOSDで該当するスロット番号に光ディスクドライブが選択されていることを確認して
ください。

USBを正式サポートしないOSが動いている状態でUSB機器を使用できるようにする機能
重要 (システムBIOSのLegacy USB Support機能)でキーボード・マウスを使用している間に
USB機器の構成が変更されるとそれ以降USB機器が使用できなくなります。

− OSをローカルインストールするとき
− ROM-DOSなどを使用するとき
− EXPRESSBUILDERを使用するとき
− システムBIOSの操作をするとき

上記の操作中に光ディスクドライブ選択機能によって接続を切り替えるとシステム全体に
悪影響を及ぼすおそれがあります。

30
設 置
構成品の確認
添付の構成品表で、構成品がそろっていることを確認してください。

ラックへの取り付け
ブレード収納ユニットをラックに取り付けます(取り外し手順についても説明しています)

ここでは、NEC製のラックまたは他社製ラックへの取り付け手順について説明します。
(他社製ラックは、EIA規格に準拠したものでなければなりません。また、ブレード収納
ユニットを搭載することができるラックである必要があります。詳しくは保守サービス会社
にお問い合わせください。)

警告
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死
亡する、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ以降の説明を
ご覧ください。

ⓦ 規格外のラックで使用しない
ⓦ 指定以外の場所で使用しない

注意
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷や
けがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ
以降の説明をご覧ください。

ⓦ 3人以下で持ち上げない
ⓦ 持ち運びの際はすべてのCPUブレードおよび電源ユニットをあらかじめ取り外す
ⓦ 指定以外の場所に設置しない
ⓦ カバーおよびFANユニットを外したまま使わない
ⓦ 指を挟まない
ⓦ ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ⓦ 通風口をふさがない

ブレード収納ユニットをラックに取り付ける際は、必要に応じてあらかじめラックの
チェック 前後の扉を取り外してください(ラックの扉の取り外し方法は、ラックの説明書等を
参照してください)。

31
取り付け部品の確認
以下の部品を用意してください。

ⓦ レールブラケット(L)を1個(ブレード収納ユニットに添付)
ⓦ レールブラケット(R)を1個(ブレード収納ユニットに添付)
ⓦ ネジ(M5ネジ)を12本(ブレード収納ユニットに添付)
ⓦ ワッシャ(M5)を8個(ブレード収納ユニットに添付)
ⓦ コアナットを4個(ブレード収納ユニットに添付)

レールブラケット
(L)
、(R)
は左右で形状が異なります。33ページの図を参照して取り付け
チェック 向きと場所を確認してください。

必要な工具
ラックへ取り付けるために必要な工具はプラスドライバ(No.2)です。

ⓦ コアナット取り付け

はじめにブレード収納ユニットおよびレールブラケット、コアナットの取り付け位置を
確認します。コアナットの取り付け位置については次ページ以降の図を参照してくださ
い。

ラックの各穴の隣には、1U単位 (ラックでの高さを表す単位)に刻印があります。ブレー
ド収納ユニットは10U(約445mm)の高さがありますので、10U分の刻印の高さの間に
ブレード収納ユニットを取り付けます。

取り付け位置を確認したら、コアナットを取り付けます。コアナットはラックの前面
(左右とも)に各2個、合計4個取り付けます。

ラックの左右に取り付けたコアナットの高さが同じであることを確認してください。
チェック

32
取り付け手順
以下の方法で取り付けてください。

ⓦ レールブラケットの取り付け

レールブラケットをスライドし、先端の突起がラックのフレームに設けられた角穴を
ラック内側からふさぐように取り付けます。ラックの奥行きに合わせてレールをスライ
ドさせてください。位置を合わせたら、添付のワッシャを通してネジを取り付け、
レールを固定してください。ラックの前面側、背面側ともに左右各2本、合計8本のネジ
で固定します。

33
ⓦ ブレード収納ユニットの取り付け

4人以上でブレード収納ユニット本体部の前面が手前になるようにして持ち、ブレード
収納ユニットをレールブラケットのL型のフレーム部分の上に載せ、ゆっくりとラックに
押し込みます。

ブレード収納ユニット本体部の持ち運びの際は本体側面のハンドル(左右各1箇所、
重要 合計2箇所)および天板(CPUブレードスロット1、8の上部)を持ってください。

ブレード収納ユニット本体がレールブラケットのL型フレームに正しく載っていること
チェック を確認しながら、慎重に取り付けを行ってください。

ブレード収納ユニット本体部が停止するまでラックへ押し込んだ後、ブレード収納
ユニット前面の左右を添付のネジ(M5)各2本、合計4本で固定します。

34
取り外し手順
次の手順で装置をラックからブレード収納ユニットを取り外します。

注意
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷や
けがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ
以降の説明をご覧ください。

ⓦ 3人以下で持ち上げない

ⓦ 指を挟まない

ⓦ ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない

ⓦ ラックが不安定な状態でモジュールをラックから引き出さない

ⓦ 複数台のモジュールをラックから引き出した状態にしない

ⓦ 動作中に装置をラックから引き出さない

ブレード収納ユニットをラックから取り外す際は、必要に応じてあらかじめラックの前後の
チェック 扉を取り外してください。(ラックの扉の取り外し方法は、ラックの説明書等を参照して
ください。)

1. ブレード収納ユニットに搭載されているすべての機器のシャットダウン処理を行い、電源をOFF
にする。

2. ブレ−ド収納ユニットの電源ケーブルを取り外してから、接続しているすべてのインタフェース
ケーブルを取り外す。

3. ブレード収納ユニットに搭載したCPUブレードや電源ユニットなどの搭載可能モジュールをすべ
て取り外す。(搭載可能モジュールの取り外しは個々の取り外し手順を参照してください。)

重要

装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないでください。装置が落下
するおそれがあり、危険です。

4. ブレード収納ユニットをゆっくりと静かにラックから引き出します。

重要

ⓦ 装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないでください。装置が
落下するおそれがあり、危険です。

ⓦ ブレード収納ユニットには、ラックからの引き出しすぎを制限するストッパ機構やロック
機構がありません。ラックから引き出す際は、ブレード収納ユニットの底面および側面の
ハンドルをしっかりと持って、ユニットを落とさないように注意しながら取り出してくださ
い。

ⓦ 持ち運びの際はブレード収納ユニットの天板(CPUブレードスロット1、8の上部)および
本体側面のハンドルを持ってください。

5. ブレード収納ユニットをしっかりと持ってラックから取り外します。

ラックの機構部分も取り外す場合は、33ページの
「取り付け手順」
を参照して取り外してくだ
さい。

35
FANユニット
FANユニットはブレード収納ユニット内の温度上昇を抑えるために実装します。
本装置には、以下に示すFANユニットを最大10台実装することができます。

ⓦ N8405-045 FANユニット

また、スロット2、3、4、7、8、9にはブランクカバーが取り付けられています(スロット
1、5、6、10にはブランクカバーは取り付けられていません)。

搭載するCPUブレードの枚数と、その際に必要なFANユニットの台数については、27ペー
ジの記載を参照してください。

増設スロットの位置を下図に示します。

FANユニットを搭載する位置は、ブレード収納ユニットに取り付けるFANユニットの総数で
異なります。取り付けるFANユニットの総数に応じて、下図の「○印」
の箇所にFANユニット
を取り付けてください。FANユニットを搭載しないスロットにはブランクカバーを取り付け
てください。(搭載するモジュールの台数および種類によって、必要なFANユニットの総数
は異なります。必要なFANユニットの総数は27ページの「搭載するCPUブレードの枚数と必
要となるFANユニットの台数」を参照してください。)

本製品に添付のブランクカバーをご利用ください。
重要

FANユニット:4台の場合

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5

スロット6 スロット7 スロット8 スロット9 スロット10

装置背面

36
FANユニット:6台の場合

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5

スロット6 スロット7 スロット8 スロット9 スロット10

装置背面

FANユニット:8台の場合

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5

スロット6 スロット7 スロット8 スロット9 スロット10

装置背面

37
FANユニット:10台の場合

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5

スロット6 スロット7 スロット8 スロット9 スロット10

装置背面

38
FANユニットの取り付け手順
FANユニットの取り付け手順を以下に示します。

注意
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。けがを
負うおそれがあります。詳しくは、3ページ以降の説明をご覧ください。

ⓦ 複数のFANユニットを同時に取り付け/取り外ししない

1. F A N ユニットを取り付けるスロットに
ブランクカバーが取り付けられている場
合は、ブランクカバーを取り外す。

ブランクカバーを取り外す際は、イジェ
クタを押しながら引き出してください
(上段の場合は下に、下段の場合は上に
イジェクタを押してください)。

重要

取り外したブランクカバーは大切に保
管しておいてください。

ブランクカバー

2. 上段のスロットに取り付ける場合は、
FANユニットのイジェクタが上を向くよ
うにして持つ。下段のスロットに取り付
ける場合は、FANユニットのイジェクタ
が下を向くようにして持つ。
イジェクタ

3. 上段の場合は下に、下段の場合は上に
イジェクタ押しながら、FANユニットを
ブレード収納ユニットにゆっくりと、
ていねいに差し込む。

4. イジェクタから手を離す。

ロックされ、FANユニットが固定されま
す。

FANユニット

以上で完了です。

39
FANユニットの取り外し手順
FANユニットの取り外しは、次のとおりです。

FANユニットのイジェクタを押してロッ
クを解除し、ゆっくりとFANユニットを
引き出す。

チェック

FANユニットを取り外したまま運用す
る場合は、ブランクカバーを取り付け
て固定してください。

40
電源ユニット
電源ユニットはブレード収納ユニットに電源を供給するために実装します。
本装置には、以下に示す電源ユニットを最大6台実装することができます。

本装置に実装されるCPUブレードの枚数により、本装置に必要になる電源ユニットの台数が
異なります。また、冗長性を持たせる場合は、さらに必要となる電源ユニットの台数が異な
ります。詳細については、26ページの表を参照してください。
電源ユニットは下図の①および④に取り付けてください。また、電源ユニットはスロット
番号②→⑤→③→⑥の順に取り付けてください。電源ユニットを搭載しないスロットには
ブランクカバーを取り付けてください。
ⓦ N8405-044 電源ユニット
ⓦ N8405-048 電源ユニット(AC100V対応)
ⓦ N8405-049 電源ケーブル(IEC320-C20)

増設スロットの位置を下図に示します。

本製品に添付のブランクカバーをご利用ください。
重要

① ② ③ ④ ⑤ ⑥

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5 スロット6

装置背面

41
電源ユニットの取り付け手順
電源ユニットの取り付け手順を以下に示します。

警告
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死
亡する、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ以降の説明を
ご覧ください。

ⓦ 針金や金属片を差し込まない

1. 電源ユニットを取り付けるスロットに
ブランクカバーが取り付けられている
場合は、ブランクカバーを取り外す。

ブランクカバーを取り外す際は、イジェク
タを下に押しながら引き出してください。

重要

ブランクカバーは大切に保管しておい イジェクタ
てください。

ブランクカバー
装置背面

2. 電源ユニットをブレード収納ユニットの
背面から差し込む。

重要

ⓦ 電源ユニットの接続端子部分に
触れないでください。

ⓦ 針金や金属片あるいはゴミ等を
入れないでください。

3. 電源ユニットのイジェクタを下に押し下
げて電源ユニットを固定する。

イジェクタ

以上で完了です。

42
電源ユニットの取り外し手順
電源ユニットの取り外しは、次のとおりです。

1. 取り外す電源ユニットを確認する。

2. 冗長構成になっていない場合は、26ページの表を参照し、該当するスロットに搭載しているCPU
ブレードのシャットダウン処理をして、電源をOFFにする。

3. ロック機構を上に上げてロックを外し、
電源ケーブルを抜く。

ロック機構

4. 電源ユニットのイジェクタを上に押し上
げてロックを解除した後、取っ手を持
ち、電源ユニットをゆっくり少しだけ
(10cm程度)引き出す。

5. 電源ユニットのフレームの上下をしっか
りと持って、ブレード収納ユニットから
取り出す。

チェック

電源ユニットを取り外したまま運用す
る場合は、ブランクカバーを取り付け
てください。

以上で完了です。

43
スイッチモジュール
搭載スロットの位置については下図のとおりです。

スロット1 スロット2
スロット3 スロット4
スロット5 スロット6
スロット7 スロット8

装置背面

搭載スロットへは次ページ以降の基準に従ってスイッチモジュール/スルーカードを取り
付けてください。スイッチモジュール/スルーカードを搭載しないスロットにはブランク
カバーを取り付けてください。

スイッチモジュール/スルーカードを搭載しない場合は、本製品に添付のブランクカバーを
重要 必ず取り付けてください。

44
取り付け可能なスイッチモジュール/スルーカード
本装置には、以下に示すオプションのスイッチモジュールを実装することができます。
取り付け可能なスイッチモジュールスロットと、CPUブレードの標準インタフェースおよび
メザニン拡張スロットとの対応は次ページ以降を参照してください。

* お手持ちのモジュールに 対応する製品が記載されていない場合は、弊社営業までお問い
合わせになり、最新のユーザーズガイドをご使用ください。

 N8406-022 GbE インテリジェントスイッチ(L2) :最大8枚


 N8406-023 GbE インテリジェントスイッチ(L3) :最大8枚
 N8406-029 GbE スルーカード :最大8枚
 N8406-019 4G FCスイッチ(12ポート) :最大4枚
 N8406-020 4G FCスイッチ(24ポート) :最大6枚
 N8406-030 2/4G FCスルーカード :最大6枚
 N8406-026 10GbE インテリジェントスイッチ(L3) :最大2枚

45
CPUブレードとスイッチモジュールスロットの内部接続

※ 図の○内の数字は、ブレード用メザニンカードまたはスイッチモジュールのポート番号
を示します。(図のスイッチモジュールのポート番号は、対象となるCPUブレードを
スロット1に搭載した場合の例です。)

※ BTO組込時は、Type-2専用の拡張ボードが搭載される際に、スイッチモジュールと拡張
カード搭載スロットの位置が異なっている場合がありますのでご注意ください。

※ ブレード収納ユニットに搭載したスイッチモジュールを、各CPUブレードで共有するた
め、対応する各CPUブレードのメザニン拡張スロットには、異なるインタフェースの
ブレード用メザニンカードを搭載することはできません。

CPUブレード
スイッチモジュール
(Express5800/120Bb-6, 120Bb-d6) 1
スロット8
4ポートの
ブレード用
メザニンカード
スイッチモジュール
搭載時
スロット7
1

拡張スロット2 4 スイッチモジュール
(Type-1,2共用) スロット6
3 1

2
スイッチモジュール
スロット5
1 1

スイッチモジュール
スロット4
1
標準インタフェース
(LAN専用)
2 スイッチモジュール
拡張スロット1
スロット3
1 2 (Type-1専用) 1
1

スイッチモジュール
スロット2
1

スイッチモジュール
スロット1
1

46
CPUブレード 2
拡張スロット2 4 スイッチモジュール
(Express5800/120Bb-m6) (Type-1,2共用)
1 スロット8
3 4ポートの
ブレード用
2 メザニンカード
2 搭載時
スイッチモジュール
1 スロット7
1

拡張スロット4 2
4 スイッチモジュール
(Type-1,2共用) スロット6
1
3

2
2
スイッチモジュール
1 スロット5
1

2 2
拡張スロット1 スイッチモジュール
(Type-1専用) スロット4
1 1
標準インタフェース
(LAN専用)
2
2 スイッチモジュール
拡張スロット3
1 2 3 4 スロット3
(Type-1専用) 1 1

2 スイッチモジュール
スロット2
1

2
スイッチモジュール
スロット1
1

ⓦ メザニン拡張スロット1と3に、異なる種類(インタフェース)のブレード用メザニン
重要 カードを、同時に搭載することはできません。

ⓦ メザニン拡張スロット2と4に、異なる種類(インタフェース)のブレード用メザニン
カードを、同時に搭載することはできません。

47
CPUブレード
拡張スロット4 4 9
スイッチモジュール
(Express5800/140Ba-10) (Type-1,2共用)
1 スロット8
3

2
9
スイッチモジュール
1 スロット7
1

拡張スロット2 9
4 スイッチモジュール
(Type-1,2共用) スロット6
1
3

2
9 スイッチモジュール
1 スロット5
1

拡張スロット3 2 9
スイッチモジュール
(Type-1専用) スロット4
1 1

標準インタフェース
(LAN専用)
9
拡張スロット1 2 スイッチモジュール
(Type-1専用) スロット3
1 2 3 4 1 1

9 スイッチモジュール
スロット2
1

9
スイッチモジュール
1 スロット1

ⓦ 同一収納ユニットに搭載したCPUブレードで、1000BASE-T(4ch)接続ボードを
重要 使用していない場合に限り、1 4 0 B a - 1 0 の拡張スロット4にブレード用メザニン
カードを搭載することができます。

ⓦ メザニン拡張スロット1と3に、異なる種類(インタフェース)のブレード用メザニン
カードを、同時に搭載することはできません。

ⓦ メザニン拡張スロット2と4に、異なる種類(インタフェース)のブレード用メザニン
カードを、同時に搭載することができます(1000BASE-T(2ch)接続ボードとFiber
Channelコントローラ(2ch)の組み合わせのみ可能)。

ⓦ 140Ba-10のメザニン拡張スロット2または4に搭載した、ポート数が2のブレード用
メザニンカードは、N8406-019 4G FCスイッチ(12ポート)と接続できません。

48
※ メザニン拡張スロットに搭載されるブレード用メザニンカードにはType-1とType-2の
種類があります。また、ブレード用メザニンカードには、スイッチモジュールに接続され
るポート数が2のものと4のものがあります。

 メザニン拡張スロット(Type-1専用)には、Type-1のブレード用メザニンカードを
搭載することができます。ブレード用メザニンカードは、ブレード用メザニンカード
のポート数にかかわらず、2 つのスイッチモジュールスロットに接続されます。
(メザニン拡張スロット(Type-1専用)のポート数は、CPUブレードの種類によって
異なります。前ページまでの接続図を参照してください。)

 メザニン拡張スロット(Type-1、2共用)には、Type-1またはType-2のブレード用
メザニンカードを搭載することができます。ポート数が2のブレード用メザニンカー
ドを搭載した場合、2つのスイッチモジュールスロットに接続されます。ポート数が
4のブレード用メザニンカードを搭載した場合、4つのスイッチモジュールスロット
に接続されます。

 メザニン拡張スロットとスイッチモジュールスロットとの対応は、CPUブレードの
種類により異なります。ご利用のCPUブレードに対応した、前ページまでの接続図を
参照してください。

下表にブレード用メザニンカードと、対応するモジュール一覧を示します。ご利用のブレー
ド用メザニンカードをご覧になり、対応するモジュールを確認し、適切な組合せで使用して
ください。また、メザニン拡張スロットに搭載する場合は、ブレード用メザニンカードの
Typeおよびポート数を確認し、適切なスロットに搭載してください。

対応スイッチモジュール/ 対応CPUブレード
スルーカード Express5800
ブレード用メザニンカード Type ポート数
*1 *2 *3
GbE FC 10GbE 120Bb-6 120Bb-d6 120Bb-m6 140Ba-10

1000BASE-T(2ch)接続ボード
(N8403-017)
1 2 ○ ー ー ○ ○ ○ ○

1000BASE-T(4ch)接続ボード
(N8403-020)
2 4 ○ ー ー ○ ○ ○ ○

Fibre Channelコントローラ
(N8403-018)
1 2 ー ○ ー ○ ○ ○ ○

10GbE(2ch)接続ボード
(N8403-024)
2 2 ー ー ○ ○ ○ ○ ○

○:対応、 ー:非対応
  *1 GbE インテリジェントスイッチ(L2)(N8406-022)、GbE インテリジェントスイッチ(L3)(N8406-023)および
    GbE スルーカード(N8406-029)に対応。
*2 4G FCスイッチ(12ポート)(N8406-019)、4G FCスイッチ(24ポート)(N8406-020)および2/4G FCスルー
    カード(N8406-030)に対応。
※ (FCスイッチ(12ポート)(N8406-019)を搭載した場合、接続可能なCPUブレードスロット位置および対応する
   メザニン拡張スロットに制限がある場合があります。接続可能なCPUブレードスロット位置の制限については、
   「CPUブレード」の章を参照してください。対応するメザニン拡張スロットの制限については、ご利用の
   CPUブレードに対応した、前ページまでの接続図を参照してください。)
  *3 10GbE インテリジェントスイッチ(L3)(N8406-026)に対応。

49
※ お手持ちのカードに対応する製品が記載されていない場合は、弊社営業までお問い合わせ
になり、最新のユーザーズガイドをご使用ください。(スイッチモジュールとの接続の
ないブレード用メザニンカードは上表には掲載しておりません。スイッチモジュール接続
のないブレード用メザニンカードは、基本的に他のブレード用メザニンカードとの
インタフェースの一致を気にすることなく搭載することができます。詳しくは、ブレード
用メザニンカードおよび搭載するCPUブレードのユーザーズガイド・取扱説明書等を
ご覧ください。)

50
スイッチモジュールの取り付け手順
スイッチモジュールの取り付け手順を以下に示します。スイッチモジュールは、ブレード
収納ユニットの電源がONの状態でも取り付けることができます。
ここでは例として、1スロット幅のGbEスルーカードの取り付け手順を以下に示します。

警告
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死
亡する、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ以降の説明を
ご覧ください。

ⓦ 複数のスイッチモジュール/スルーカードを同時に取り付け/取り外ししない

1. GbEスルーカードを取り付けるスロット
にブランクカバーが取り付けられている
場合は、ブランクカバーのイジェクタを
右に押しながら、ブランクカバーを取り
外す。

重要

取り外したブランクカバーは大切に
保管しておいてください。

ブランクカバー

2. 2 スロット幅のスイッチモジュールを
取り付ける場合は、スイッチモジュール
を実装する右側のスロットと左側の
スロットとの間にあるサポートステーを
取り外す。

サポートステーのフックを外し、サポー
トステーを引き出して外します。

重要

取り外したサポートステーは大切に
保管しておいてください。

チェック

1スロット幅のスイッチモジュールを
サポートステー
取り付ける場合は、サポートステーを
フック
取り外す必要はありません。紛失防止
のためにも取り外さないでください
(G b E スルーカードは1 スロット幅の
スイッチモジュールです)。

51
3. GbEスルーカードのイジェクタを開く。

イジェクタ

4. GbEスルーカードのイジェクタを開いた
まま、ゆっくりとていねいにブレード
収納ユニットに差し込む。

重要

G b E スルーカードをブレード収納
ユニットに取り付ける際は、イジェク
タを持たず、GbEスルーカード本体を
持ってスロットに挿入してください。
イジェクタを持って挿入すると、
イジェクトが破損したり、イジェクタ
が本体から外れて、本体が落下して
けがをするおそれがあります。

5. イ ジ ェ ク タ を 閉 じ て 、 ブ レ ー ド 収 納
ユニットに固定する。

ロックされ、GbEスルーカードが固定さ
れます。

以上で完了です。

52
スイッチモジュールの取り外し手順
スイッチモジュールの取り外し手順を以下に示します。スイッチモジュールは、ブレード
収納ユニットの電源がONの状態でも取り外すことができます。
ここでは例として、1スロット幅のGbEスルーカードの取り外し手順を以下に示します。

1. GbEスルーカードのイジェクタを開いて
ロックを解除する。

2. GbEスルーカードのイジェクタを開いた
まま、G b E スルーカードをしっかりと
持ってゆっくりと引き出す。

チェック

ⓦ GbEスルーカードを取り外したま
ま運用する場合は、ブランク
カバーを取り付けてください。

ⓦ 2スロット幅のスイッチモジュール
を取り外したまま運用する場合は
サポートステーを取り付けてくだ
さい。

53
CPUブレード
搭載スロットの位置については下図のとおりです。

搭載スロットへは原則左寄せ搭載(スロット1→スロット9→スロット2→スロット10…)で
CPUブレードを取り付けてください。CPUブレードを搭載しないスロットにはCPUブレー
ドブランクキットを取り付けてください。その場合、以下の点に注意してください。

ⓦ 高さ1、幅2サイズのCPUブレードを取り付ける場合は、左側が奇数番となる左右に連続
したスロット(例えばスロット1とスロット2)に取り付けてください。左側が偶数番とな
る左右に連続したスロット(例えばスロット2とスロット3)には取り付けられません。
ⓦ 高さ2、幅1サイズのCPUブレードを取り付ける場合は、上下に連続したスロット(例え
ばスロット1とスロット9)に取り付けてください。また、ブレードスロットは、高さ2、
幅2サイズの区画(スロット1/2/9/10、スロット3/4/11/12、スロット5/6/13/14、
スロット7/8/15/16)に区切られています。1つの区画内に異なる高さのCPUブレードを
混在させることはできません。(異なる幅のCPUブレードは混在可能です。)

* CPUブレードのサイズ については、58ページの
「取り付け可能なCPUブレード」
を参照し
てください。
* 搭載するモジュールの種類によっては上記とは異なる搭載基準の場合があります。その
場合は、各種モジュールについての記載または各種モジュールのユーザーズガイドの記載
を優先してください。

スロット1 スロット2 スロット3 スロット4 スロット5 スロット6 スロット7 スロット8 

高さ2、幅1サイズの 高さ2、幅2サイズ
場合、上下2スロット の場合、上下左右
を使用 4スロットを使用
(図ではスロット1と9の (図ではスロット7/8/
区画を示しています) 15/16の区画を示し
ています)

スロット16
スロット9

スロット10 スロット11 スロット12 スロット13 スロット14 スロット15

装置前面

54
 本装置のブレードスロットに取り付けることのできるCPUブレードブランクキットの
重要 型番は「N8405-046」です。

 高さ2サイズのCPUブレードを取り付ける場合は、取り付け位置のブレードスロット間
に取り付けられているセパレータを取り外す必要があります。

 高さ1サイズのCPUブレードを取り付ける場合は、取り付け位置のブレードスロット間
にセパレータが取り付けられている必要があります(セパレータはブレード収納ユニッ
トに取り付けられた状態で出荷されます)。

 高さ2サイズのCPUブレードを高さ2、幅2サイズの区画(スロット1/2/9/10、
スロット3/4/11/12、スロット5/6/13/14、スロット7/8/15/16)に1台だけ
取り付ける場合は、CPUブレードブランクキット2台をあらかじめ組み合わせ、これを
区画内の空きスロットに取り付ける必要があります(区画については、次ページ以降の
図を参照してください)。CPUブレードブランクキットを組み合わせ、高さ2サイズの
CPUブレードブランクにする方法については、 「高さ2サイズのCPUブレードブランク
キットの組み立て手順」を参照してください。)

 高さ1サイズのCPUブレードと高さ2サイズのCPUブレードを、同じ区画に混在させ
ることはできません。( 同じ区画とは高さ2、幅2サイズのスロット1/2/9/10、
スロット3/4/11/12、スロット5/6/13/14、スロット7/8/15/16を意味しま
す。次ページ以降の図を参照してください。)

 ブレード収納ユニットに1台以上の4G FCスイッチ(12ポート)(N8406-019)を取り
付ける場合は、4G FCスイッチ(12ポート)に接続するCPUブレードを、前ページの
図のスロット1→スロット2→スロット3→…→スロット7→スロット8の順に従って
ブレード収納ユニットの上段に取り付けてください。その後に、前ページの指示に従っ
て、4G FCスイッチ(12ポート)に接続しないCPUブレードを取り付けてください。
(4G FCスイッチ(12ポート)はブレード収納ユニットの上段のCPUブレードにしか
接続されません。)

55
高さ1、幅2サイズのCPUブレード搭載時の注意事項

スロット2 スロット3 スロット4 スロット5 スロット6 スロット7

スロット1 スロット8 

搭載可能

偶数スロットから始まる
スロットの組には搭載不可

スロット9 スロット16

スロット10 スロット11 スロット12 スロット13 スロット14 スロット15

56
高さ2、幅1サイズのCPUブレード搭載時の注意事項

スロット2   スロット3 スロット4 スロット5 スロット6   スロット7

スロット1 スロット8 

ブレードスロットの
「区画」
高さ2、幅2サイズの取り外しできない
フレームで区切られた範囲
同一の区画には、高さ1 サイズの
CPUブレードと高さ2サイズのCPU
ブレードは混載不可

スロット9 スロット16

スロット15
スロット10
スロット11 スロット12 スロット13 スロット14

スロット2   スロット3 スロット4 スロット5 スロット6   スロット7

スロット1 スロット8 

高さ2 サイズのC P U ブレードとは


高さ2、幅1サイズの 異なる区画なので、高さ1 サイズの
CPUブレード搭載可能 CPUブレードが搭載可能

スロット5 、1 3 に高さ2 サイズの


CPUブレードを搭載した場合、同じ
区画のスロット6およびスロット14
には高さ1サイズのCPUブレードは
搭載不可

スロット9 スロット16

スロット15
スロット10
スロット11 スロット12 スロット13 スロット14

スロット2   スロット3 スロット4 スロット5 スロット6   スロット7

スロット1 スロット8 

高さ2 サイズのC P U ブレードとは


高さ2 、幅1 サイズの
異なる区画なので、高さ1 サイズの
CPUブレード搭載可能
CPUブレードが搭載可能

スロット3、11に高さ2サイズ
のC P U ブレードを搭載した場 スロット5 、1 3 に高さ2 サイズの

合、同じ区画のスロット4および C P U ブレードを搭載した場合、同じ
スロット12には高さ2サイズの 区画のスロット6およびスロット14に

CPUブレードブランクキットは は高さ1サイズのCPUブレードブラン
搭載可能 クキットは搭載不可

スロット16
スロット9
スロット15
スロット10
スロット11 スロット12 スロット13 スロット14

57
取り付け可能なCPUブレード
本装置には、以下に示すCPUブレードを最大16台取り付けることができ、異なる種類の
CPUブレードを混載させることもできます。

* お手持ちのモジュールに対応する製品が記載されていない場合は、弊社営業までお問い合
わせになり、最新のユーザーズガイドをご使用ください。

以下は高さ1、幅1サイズのCPUブレードです。

 Express5800/120Bb-6
 Express5800/120Bb-d6

以下は、高さ1、幅2サイズのCPUブレードです。

 Express5800/120Bb-m6

以下は、高さ2、幅1サイズのCPUブレードです。

 Express5800/140Ba-10

58
CPUブレードの取り付け手順
CPUブレードを取り付けます。CPUブレードはブレード収納ユニットの電源がONの状態
(他のスロットのCPUブレードが動作している状態)でも取り付け/取り外しができます
(取り付けの一例を示します。他のスロットへも同様の手順で取り付けられます)。
* CPUブレードの種類によっては本書とは異なる操作・手順を必要とする場合があります。
その場合は、各種CPUブレードのユーザーズガイド、取扱説明書等の記載を優先して
ください。

警告
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死
亡する、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ以降の説明を
ご覧ください。

ⓦ 複数のCPUブレードを同時に取り付け/取り外ししない

ブレード収納ユニットをラックから取り出して、CPUブレード、スイッチモジュール、
重要 スルーカード、またはその他のオプションを取り付けたりしないでください。

CPUブレードを取り付ける前に、あらかじめ必要なブレード用メザニンカードやメモリ等
チェック のオプションがCPUブレードに取り付けられていることを確認してください。(確認、取り
付け方法については、CPUブレードのユーザーズガイド・取扱説明書等を参照してくださ
い。)

1. 54ページ∼58ページの記述を参照して、取り付けるスロットを確認する。

2. 取り付けるスロットにCPUブレードブラ
ンクキットが取り付けられている場合は
取り外す。

CPUブレードブランクキットは下部のス
トッパを左右から押さえたまま、上部の
フックと下部のストッパを手前に引きな
がらブレード収納ユニットから取り外し
てください。

高さ2 サイズのC P U ブレードブランク


キットが取り付けられている場合は、下
段(ブレードスロット9∼16)のストッパ
を左右から押さえたまま、上段(ブレード
スロット1 ∼8 ) 上部のフックと下段( ブ
レードスロット9∼16)下部のストッパを
手前に引きながらブレード収納ユニット
から取り外してください。

重要

 取り外したCPUブレードブランク
キットは大切に保管しておいてく
ださい。

 取り付けるスロット以外のC P U
ブレードブランクキットを取り外
さないでください。

59
3. ブレード収納ユニットに挿入する側にCPU ブレードのコネクタカバーがついている場合は、
これをすべて取り外す。

4. CPUブレードのイジェクタを開く。

イジェクタがネジで固定されている場合
は、ネジを緩めてイジェクタの固定を
外してください。

イジェクタ
5. CPUブレードのミッドプレーンコネクタ
をブレード収納ユニット側に、イジェク
タが下側に向くようにして持つ。

6. C P U ブレードのボードの端をブレード
収納ユニット上下にあるガイドレールに
差し込み、ゆっくりとていねいにブレー
ド収納ユニットに差し込む。

チェック

ブレード収納ユニットに差し込む際
に、ブレード収納ユニットのフレーム
にあるピンとCPUブレードのイジェク
タがかみ合っていることを確認してく
ださい。

ヒント

 ブレード収納ユニットのフレームにあるピンとCPUブレードのイジェクタがうまくかみ合
わない場合は、CPUブレードを左右に動かして位置を調節してください。

 高さ1サイズのCPUブレードを取り付ける場合、セパレータが取り付けられていないとき
は、あらかじめ取り付ける必要があります。高さ2サイズのCPUブレードを取り付ける
場合、セパレータが取り付けられているときはあらかじめ取り外す必要があります。

取り付け/取り外しについての詳細は、64ページの「セパレータの取り付け手順」および
63ページの「セパレータの取り外し手順」を参照してください。

7. イジェクタをしっかりと押し込んでロッ
クし、ネジを締めてCPUブレードを固定
する。

8. ブレード収納ユニットに添付の「ブレード
管理シート」に取り付けたCPUブレード
に関する情報を記入する。

シールが添付されている場合は、シール
に記入後、管理シートへ貼り付けて、
大切に保管してください。

以上で完了です。

60
CPUブレードの取り外し手順
CPUブレードの取り外し手順を以下に示します。

* CPUブレードの種類によっては本書とは異なる操作・手順を必要とする場合があります。
その場合は、各種CPUブレードのユーザーズガイド、取扱説明書等の記載を優先して
ください。

1. CPUブレードのOSのシャットダウン処理をして、電源をOFFにする。

CPUブレードのシャットダウン処理および電源をOFFにする方法は、CPUブレードのユーザーズ
ガイド、取扱説明書等を参照してください。

2. CPUブレードを固定しているネジを緩めて、CPUブレードの固定を外す。

3. イジェクタを開いて、C P U ブレードを
ブレード収納ユニットから取り出す。

CPUブレードを取り外したまま運用する
場合は、CPUブレードブランクキットを
取り付けてください。

高さ2サイズのCPUブレードを取り外し
た場合は、高さ2サイズのCPUブレード
ブランクキットを空きスロットに搭載し
なければならない場合があります。
詳しくは、57ページの「高さ2、幅1サイ
ズのCPUブレード搭載時の注意事項」を
参照してください。

また、高さ2サイズのCPUブレードブラ
ンクキットについては、6 5 ページの
「高さ2サイズのCPUブレードブランク
キットの組み立て/分解」を参照してくだ
さい。

以上で完了です。

61
セパレータ
ブレードスロットを上下に分割しているプレートを 「セパレータ」と呼びます。高さ2サイズ
のCPUブレードを取り付ける区画にセパレータが取り付けられている場合は、セパレータを
取り外してから高さ2サイズのCPUブレードを取り付ける必要があります。

高さ1サイズのCPUブレードを取り付ける区画にセパレータが取り付けられていない場合
は、セパレータを取り付けてから高さ1サイズのCPUブレードを取り付ける必要がありま
す。

セパレータ

62
セパレータの取り外し手順
セパレータの取り外し手順を以下に示します。

1. 54ページの「CPUブレード」を参照して、取り外すセパレータを確認する。

2. 取り外すセパレータの上下のブレードスロット(4スロット分)すべてに、CPUブレードまたは
CPUブレードブランクキットが取り付けられていないことを確認する。

CPUブレードまたはCPUブレードブランクキットが取り付けられている場合は、すべて取り外して
ください。CPUブレードまたはCPUブレードブランクキットの取り外し方は61ページの「CPU
ブレードの取り外し手順」または59ページの「CPUブレードの取り付け手順」を参照してください。

3. 取り外すセパレータの手前にあるロック
を右側にスライドさせてロックを外す。

4. セパレータの下に手を添え、セパレータをゆっくりと手前にスライドさせて取り外す。

重要

スライドさせるとセパレータの固定が外れ、セパレータの重さが急に加わる場合がありますの
で、セパレータを落とさないように、しっかりと両手で保持してください。

以上で完了です。

63
セパレータの取り付け手順
セパレータの取り付け手順を以下に示します。

1. 54ページの「CPUブレード」を参照して、取り付けるセパレータを確認する。

2. セパレータのロックを右にスライドさせて解除し、セパレータ全体をしっかりと支えながら、
ブレード収納ユニットの奥側にゆっくりとスライドさせる。

ヒント

スライドできない場合は、無理に力を加えないでください。セパレータの位置が適切でないこ
とが考えられます。その場合は、セパレータを上下に微調整して、スロット側面にあるフック
の上を通過するようにしてください。

3. セパレータを奥まで押し、ロックを左側
にスライドさせてロックする。

チェック

ロックがかかっていることを確かめる
ため、セパレータが前後に動かない
ことを確認してください
(セパレータが
前後に動く場合は、適切にロックされ
ていません)。

以上で完了です。

64
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て/分解
ブレードスロットの区画に、高さ2サイズのCPUブレードを取り付ける場合は、同じ区画の
空きスロットに、高さ1サイズのCPUブレードブランクキット2台を組み合わせて、高さ
2サイズのCPUブレードブランクキット1台を組み立てて取り付ける必要があります。

次に示す
「高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て手順」
を参照して組み立て
を行ってください。

また、高さ2サイズのCPUブレードブランクキットを分解して2台のCPUブレードブランク
キットに戻す場合は、68ページの
「高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの分解手順」
を参照してください。

65
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て手順
高さ1サイズのCPUブレードブランクキット2台を組み合わせて、高さ2サイズのCPUブレー
ドブランクキットを組み立てる場合は、以下の手順で行ってください。

2台のCPUブレードブランクキットの内、いずれか1台を上段用、もう1台を下段用にしてく
ださい。

1. 上段用のCPUブレードブランクキット内
に収容されている連結金具のネジをゆる
めて取り外す。

連結金具

ネジ

<上段用のCPUブレードブランクキット>

2. 外した連結金具のツメを上段用のC P U
ブレードブランクキットの底面に引っか
け、ネジで固定する。

<上段用のCPUブレードブランクキット>

66
3. 下段用のCPUブレードブランクキットを
連結金具のツメに引っかけ、ネジで固定
する。

上段用のCPUブレードブランクキット

下段用のCPUブレードブランクキット

以上で、完了です。

67
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの分解手順
高さ2サイズのCPUブレードブランクキットを分解して、2台のCPUブレードブランクキッ
トに戻す場合は、66∼67ページの
「高さ2サイズのCPUブレードブランクキットの組み立て
手順」を参照して、逆の手順で行ってください。

68
EMカード
本装置には、以下に示すEMカードを最大2台実装することができます。

ⓦ N8405-043 EMカード

増設スロットの位置を下図に示します。
増設順序はスロット番号の小さい順です(左のスロットから右のスロットへ)。

スロット1 スロット2

装置背面

69
EMカードの取り付け手順
EMカードの取り付け手順については、EMカードに添付のユーザーズガイドを参照してくだ
さい。

EMカードの取り外し手順
EMカードの取り外しけ手順については、EMカードに添付のユーザーズガイドを参照してく
ださい。

70
ケーブルの接続

前面
本体前面からCPUブレードに接続するインタフェースケーブル、USBケーブルを接続しま
す。

SUVケーブル(CPUブレ−ド)
CPUブレ−ド前面にあるSUVコネクタに接続します。CPUブレードへのケーブル接続について
は、CPUブレ−ドに添付のEXPRESSBUILDERのマニュアルを参照してください。
(CPUブレードの種類によってはSUVコネクタの使用をサポートしていない(保守専用)ものも
あります。詳しくはご使用のCPUブレードのユーザーズガイド、取扱説明書等を参照してくだ
さい。)

USBコネクタ
USBポートを持った機器と接続する場合は、USBケーブルを前面にあるUSBコネクタに接続
してください。ブレード収納ユニット前面のSIGMABLADEモニターの光ディスクドライブ選
択スイッチにより、このUSBコネクタに接続した機器と各スロットのCPUブレードとの接続を
切り替えて使用することができます。

USBコネクタ

71
背面
本体背面からネットワークケーブル(RJ-45)やファイバーチャネルケーブル、電源ケーブ
ル、PS/2デバイス、シリアルケーブル、ディスプレイを接続します。

ACインレット
最後に、電源ユニットに添付されている電源ケーブルを電源ユニットに接続し、コンセント
に接続します。

電源ケーブルを接続する際、電源ユニットのロック機構を上に上げて電源ケーブルのコネク
チェック タをACインレットに挿入した後、外れないようにロック機構を下に下げてロックしてくだ
さい。

ロック機構

ⓦ N8405-044 電源ユニットに標準で添付されている電源ケーブル(ACケーブル)およ
重要 びN8405-049 電源ケーブル(IEC320-C20 )はAC200V 専用です。また、
N8405-048 電源ユニット(AC100V対応)に標準で添付されている電源ケーブル
(ACケーブル) はAC100V専用です。それ以外の電圧のコンセントには接続しないで
ください。
ⓦ IEC320-C19のコネクタを持つPDUをご利用の場合は、別途N8405-049をお求め
ください。
ⓦ NEC以外(サードパーティ)の周辺機器およびインタフェースケーブルを接続する場合
は、お買い求めの販売店でそれらの装置が本装置で使用できることをあらかじめ確認し
てください。サードパーティの装置の中には本装置で使用できないものがあります。
ⓦ 電源ケーブルやインタフェースケーブルをケーブルタイでケーブルがからまないよう固
定してください。

ⓦ ケーブルがラックのドアや側面のガイドレールなどに当たらないよう、また冷却を妨げ
ないようにフォーミングしてください。

ブレード収納ユニットの電源ケーブルを無停電電源装置(UPS)に接続する場合は、UPSの
背面にあるサービスコンセントに接続します。UPS側のコンセントの位置についてはUPSに
添付の説明書を参照してください。

ブレード収納ユニットの電源ケーブルをUPSに接続している場合は、UPSからの電源供給と
連動(リンク)させるためにCPUブレードのBIOSの設定を変更してください。
BIOSの
「System Hardware」
メニューにある「AC-LINK」
を選択すると表示されるパラメータ
を切り替えることで設定することができます。CPUブレードの種類によっては設定方法が異
なる場合があります。詳しくはCPUブレードのユーザーズガイド、取扱説明書を参照してく
ださい。

72
緊急電源遮断(EPO)
環境異常(火災・地震)の発生時、コンピュータの入力電源、無停電電源装置(UPS)の電源、
空調機などの電源を緊急電源遮断(EPO:Emergency Power Off)させ、二次災害を防ぐ必
要があります。装置の電源を緊急に遮断する必要があるような危険が生じた場合には、以下
のEPOを行ってください。
なお、EPOを行った場合、データが壊れる場合があります。したがって、どのような場合に
EPOを行うかを明確に定め、その条件や作業内容を周知徹底して運用してください。

※ 製品の型番により、電源に関する接続形態が異なる場合があります。本書の記述を十分
にご覧になり、異なる点に注意してご利用ください。

注意
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷や
けがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、3ページ
以降の説明をご覧ください。

ⓦ 緊急時には速やかにEPOを行ってください(あらかじめ、どのような場合に
EPOを行うかを明確に定め、その条件や作業内容を周知徹底して運用してく
ださい)。

ⓦ 電源コンセント/タップを使用する場合は、緊急時に供給電源を遮断できるよ
うに、電源コンセント/タップは接続する装置を搭載したラックに近接し、目
の届く、操作しやすい場所に設置してください。ラック内に設置可能な電源
コンセントを設置する場合は、緊急時にラック内に容易にアクセスできる状
態にしてください。なお、電源コンセント/タップの種類によって設置方法が
異なりますので、ご利用の電源コンセント/タップのユーザーズガイド等に
従って、適切に設置してください。また、電源ケーブルを直接、分電盤や無
停電電源装置(UPS)に接続する場合は、分電盤や無停電電源装置(UPS)が装
置を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置してくだ
さい。また、ラックに搭載する無停電電源装置(UPS)の場合、緊急時にラッ
ク内に容易にアクセスできる状態にしてください。

ⓦ 緊急電源遮断(EPO)を行った場合、データ等が壊れるおそれがあります。
重要
ⓦ 使用する電源ユニットおよび電源ケーブルに対応した接続をしてください。

73
電源コンセント/タップ、PDU
電源コンセント/タップ、PDUは以下の説明に従って対応するものを使用してください。

N8405-044 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合
緊急時にはブレード収納ユニットを接続した電源コンセント/タップの安全ブレーカを速や
かにOFFにし、供給電源を遮断してください。

緊急時に安全ブレーカをOFFにすることによって供給電源を遮断できるように、電源コンセ
ント/タップは接続する装置を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設
置してください。ラック内に設置可能な電源コンセントを設置する場合は、緊急時にラック
内に容易にアクセスできる状態にしてください。なお、電源コンセント/タップの種類によっ
て設置方法が異なりますので、ご利用の電源コンセント/タップのユーザーズガイド等に従っ
て、適切に設置してください。

ブレード収納ユニット
(SIGMABLADE-H)

電源ケーブル 電源コンセント(AC200V)
電源ユニット または電源タップ(AC200V)

アウトレット
対応する安全ブレーカをOFFにして
接続装置への給電を遮断

電源ケーブル

電源プラグ 対応する安全ブレーカ

電源コンセント
(AC200V)
または電源タップ(AC200V)拡大図

※ ブレード収納ユニットが接続されているすべてのアウトレットについて、上図に従って
安全ブレーカをOFFにしてください。

74
N8405-044 電源ユニットおよびN8405-049 電源ケーブル(IEC320-C20)の場合
緊急時にはブレード収納ユニットを接続したPDUを制御するスイッチパネルのスイッチを
速やかにOFFにし、供給電源を遮断してください
(スイッチパネルの操作方法については、
ご利用のスイッチパネルの説明書等を参照してください)。ブレード収納ユニットが接続
されているすべてのものについて、スイッチをOFFにしてください。

緊急時にスイッチをOFFにすることによって供給電源を遮断できるように、スイッチパネル
は接続する装置を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置してくださ
い。ラック内に設置可能なスイッチパネルを設置する場合は、緊急時にラック内に容易にア
クセスできる状態にしてください。なお、PDU、スイッチパネルの種類によって設置方法が
異なりますので、ご利用のPDU、スイッチパネルの取扱説明書等に従って、適切に設置して
ください。

壁付きコンセント/分電盤(電源ケーブル直結時)
壁付きコンセント/分電盤は以下の説明に従って対応するものを使用してください。

N8405-044 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合
電源ケーブルを電源コンセント/タップを経由せず、直接分電盤(電源コンセント/タップを
経由しない場合は、アウトレット形状:NEMA L6-20R 安全ブレーカ付き(ブレーカ容量:
20A)のものに限る)に接続している場合は、緊急時にはブレード収納ユニットを接続した
分電盤の安全ブレーカを速やかにOFFにし、供給電源を遮断してください
(作業の詳細につ
いては、分電盤の説明書等をあらかじめ参照してください)。ブレード収納ユニットが接続
されているすべてのアウトレットについて、安全ブレーカをOFFにしてください。

※ 電源コンセント/タップを経由して分電盤に接続する場合は、前ページの「電源コンセン
ト/タップ、PDU」を参照して、EPOを行ってください。

緊急時に安全ブレーカをOFFにすることによって供給電源を遮断できるように、分電盤は
接続する装置を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置されており、
分電盤に容易にアクセスできる状態にしてください。

N8405-048 電源ユニット(AC100V対応)および付属の電源ケーブルの場合
緊急時にはブレード収納ユニットを接続した壁付きコンセント
(安全ブレーカ付きアウトレッ
ト形状:NEMA 5-15R 安全ブレーカ付き(ブレーカ容量:15A)のものに限る)に接続して
いる場合は、ブレード収納ユニットを接続した壁付きコンセントの安全ブレーカを速やかに
OFFにし、供給電源を遮断してください
(作業の詳細については、壁付きコンセントの説明
書等をあらかじめ参照してください)。ブレード収納ユニットが接続されているすべての
アウトレットについて、安全ブレーカをOFFにしてください。

緊急時に安全ブレーカをOFFにすることによって供給電源を遮断できるように、本装置は壁付
きコンセントの近くに設置してください。また、接続する壁付きコンセントは、目の届く、
操作しやすい場所に設置されており、分電盤に容易にアクセスできる状態にしてください。

75
無停電電源装置(UPS) (電源ケーブル直結時)
無停電電源装置(UPS)は以下の説明に従って対応するものを使用してください。

N8405-44 電源ユニットおよび付属の電源ケーブルの場合
無停電電源装置(UPS) (アウトレット形状:NEMA L6-20R 安全ブレーカ付きのUPSであっ
て、弊社が本製品での使用用途に指定のものに限る)に電源ケーブルを直接接続している
場合は、緊急時にはブレード収納ユニットを接続した無停電電源装置(UPS)の安全ブレーカ
を速やかにOFFにし、供給電源を遮断してください(作業の詳細については、無停電電源装
置(UPS)のユーザーズガイドをあらかじめ参照してください。)

※ 電源コンセント/タップを経由して無停電電源装置(UPS)に接続する電源ケーブルについ
ては、74ページの「電源コンセント/タップ、PDU」を参照して、EPOを行ってくださ
い。

緊急時に安全ブレーカをOFFにすることによって供給電源を遮断できるように、無停電電源装
置(UPS)は接続する装置を搭載したラックに近接し、目の届く、操作しやすい場所に設置し、
無停電電源装置(UPS)を搭載したラック内に容易にアクセスできる状態にしてください。

無停電電源装置(N8142-26)での例

ブレード収納ユニット
(SIGMABLADE-H) N8142-26
無停電電源装置(背面)
電源ケーブル

電源ユニット

→ 商用電源

アウトレット
対応する安全ブレーカをOFFにして
接続装置への給電を遮断

電源ケーブル

電源プラグ 対応する安全ブレーカ

N8142-26 無停電電源装置
(背面)拡大図

※ ブレード収納ユニットが接続されているすべてのアウトレットについて、上図に従って
安全ブレーカをOFFにしてください。

76
非常用電源スイッチ
コンピュータ室全体の保安のために、非常時にコンピュータ室すべての機器に供給している
電源を遮断できる非常用電源スイッチを設置してください。
この非常用電源スイッチはオペレータが避難時に操作しやすい主要な出入口付近に設けて
ください。また本スイッチは技術的知識の無い人でも操作できる構造としてください。

77
光ディスクドライブ
装置前面に光ディスクドライブがあります。

注意
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。指示を
守らないと、火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。
詳しくは、3ページ以降の説明をご覧ください。

ⓦ 光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない

ディスクのセット/取り出し
ディスクは次の手順でセットします。

1. ディスクを光ディスクドライブにセットする前に装置の電源がON(Powerランプが緑色に点灯)

なっていることを確認する。

2. 光ディスクドライブ前面のイジェクトボタンを押す。

トレーが出てきます。

3. ディスクの文字が印刷されている面を上にしてトレーの上に静かに、確実に置く。

4. トレーの前面をゆっくりと丁寧に押し込む。

重要

ディスクのセット後、光ディスクドライブの駆動音が大きく聞こえるときはディスクをセット
し直してください。

ディスクの取り出し
ディスクの取り出しは、ディスクをセットするときと同じようにイジェクトボタンを押して
トレーを引き出します。
アクセスランプが点灯しているときはディスクにアクセスしていることを示します。トレー
イジェクトボタンを押す前にアクセスランプが点灯していないことを確認してください。

ディスクを取り出したらトレーを元に戻してください。

78
取り出せなくなったときの方法
イジェクトボタンを押してもディスクを取り出せない場合は、次の手順に従って取り出します。

1. OSのシャットダウン後、装置のPowerスイッチを押して電源をOFF(Powerランプ消灯)
にする。

2. 直径約1.2mm、長さ約100mmの金属製
のピン(太めのゼムクリップを引き伸ばし
て代用できる) を光ディスクドライブ前面
右側にあるエマージェンシーホールに差
し込んで、トレーが出てくるまでゆっく エマージェンシーホール
りと押す。

重要

ⓦ つま楊枝やプラスチックなど折れやすいものを使用しないでください。

ⓦ 上記の手順を行ってもディスクが取り出せない場合は、保守サービス会社に連絡してくださ
い。

3. トレーを持って引き出す。

4. ディスクを取り出す。

5. トレーを押して元に戻す。

ディスクの取り扱いについて
装置にセットするディスクは次の点に注意して取り扱ってください。

ⓦ 本装置は、CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきまして
は、CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。

ⓦ ディスクを落とさないでください。

ⓦ ディスクの上にものを置いたり、曲げたりしないでください。

ⓦ ディスクにラベルなどを貼らないでください。

ⓦ 信号面(文字などが印刷されていない面)に手を触れないでください。

ⓦ 文字の書かれている面を上にして、トレーにていねいに置いてください。

ⓦ キズをつけたり、鉛筆やボールペンで文字などを直接ディスクに書き込まないでくださ
い。

ⓦ たばこの煙の当たるところには置かないでください。

ⓦ 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでください。

ⓦ 指紋やほこりがついたときは、乾いた柔らかい布で、内側から外側に向けてゆっくり、
ていねいにふいてください。

ⓦ 清掃の際は、CD専用のクリーナをお使いください。レコード用のスプレー、クリーナ、
ベンジン、シンナーなどは使わないでください。

ⓦ 使用後は、専用の収納ケースに保管してください。

79
廃 棄
装置の廃棄、回収またはリサイクルの際には、事前に当社営業にご連絡願います。

第三者への譲渡について
本装置または、本装置に添付されているものを第三者に譲渡
(または売却)
するときは、次の
注意を守ってください。

ⓦ 本体について
本装置を第三者へ譲渡(または売却)する場合には、本書を一緒にお渡しください。

ⓦ 添付のソフトウェアについて
本装置に添付のソフトウェアを第三者に譲渡(売却)
する場合には、以下の条件を満たす
必要があります。
− 添付されているすべてのものを譲渡し、譲渡した側は一切の複製物を保持しないこと
− 各ソフトウェアに添付されている『ソフトウェアのご使用条件』の譲渡、移転に関す
る条件を満たすこと
− 譲渡、移転が認められていないソフトウェアについては、インストールした装置か
ら削除した後、譲渡すること

本書の再購入について
もし本書を紛失された場合は、最寄りの販売店またはお買い求めの販売店にご相談くださ
い。ユーザーズガイドは、SIGMABLADEシリーズのホームページ
「http://nec8.com/」
から
ダウンロードすることができます。

80
仕 様
モデル ブレード収納ユニット(SIGMABLADE-H)
型番 N8405-040
許容搭載
CPUブレード 最大16台
電源モジュール
電圧 AC200V - 240V ±10%(N8405-044搭載時)
AC100V - 120V ±10%(N8405-048搭載時)
周波数 50/60 Hz ±1Hz
コンセント 0(最大6)
サイズ(W×D×H) 483mm×823mm×442mm(10U) (突起物含む)
最大消費電力 11862W(N8405-044搭載、最大構成時)
5320W (N8405-048搭載、最大構成時)
質量 68kg(ブレード収納ユニット(10U)単体)∼199kg (最大構成時)
動作環境 温度: 5∼35℃、湿度: 20∼80%(ただし結露なきこと)

81
電源の瞬時電圧低下対策について
本装置は、落雷等による電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電圧低下対策としては、交流無停電電
源装置(UPS)等を使用されることをお勧めします。

海外でのご使用について
本装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けておりません。したがって、本装置を輸出
した場合に当該国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することがあっても、弊社は直接・間接を問わ
ず一切の責任を免除させていただきます。

82
お客様へ:本製品の販営業等に事故発生時の緊急連絡先の記入をご依頼ください。
緊急連絡先                 
TEL:                 
FAX:                 
所在地:                                

N8405-040
ブレード収納ユニット(SIGMABLADE-H)
ユーザーズガイド

2008 年 7 月 初版

日 本 電 気 株 式 会 社
東京都港区芝五丁目 7 番 1 号
TEL(03)3454-1111 (大代表)

本書は再生紙を使用しています。

乱丁・落丁はお取り替えします。
© NEC Corporation 2008
日本電気株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。

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